藤波辰爾、棚橋&オカダに刺激 5・12後楽園は「現役ということを前面に出したい」

プロレスラー・藤波辰爾のデビュー50周年ツアー第2弾、5・12東京・後楽園ホール大会の対戦カードが10日、都内で発表された。「Dear NEW GENERATION(親愛なる新世代)」と銘打ち、藤波は新日本プロレスのSANADA、鷹木信悟と組み、越中詩郎、永田裕志、長井満也組とメインで対戦する。

都内で会見した藤波辰爾【写真:ENCOUNT編集部】
都内で会見した藤波辰爾【写真:ENCOUNT編集部】

「自分自身も中心にいる」68歳のレジェンドが決意

 プロレスラー・藤波辰爾のデビュー50周年ツアー第2弾、5・12東京・後楽園ホール大会の対戦カードが10日、都内で発表された。「Dear NEW GENERATION(親愛なる新世代)」と銘打ち、藤波は新日本プロレスのSANADA、鷹木信悟と組み、越中詩郎、永田裕志、長井満也組とメインで対戦する。

「世代を超えた1つの大会。自分自身も中心にいるということをかみしめてリングに立ちたい」。スーツ姿のレジェンドは闘いの最前線に立つ決意をにじませた。

 1日の新日本日本武道館大会で刺激を受けた。まな弟子の棚橋弘至、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとトリオを結成し、「まだ過去に浸っている場合じゃない。棚橋、オカダ君を見て、横にいて、もう1回自分も燃える気持ちになった」と、背中を押された。

 68歳にしてなお、リングの第一線で闘っている。節目のツアーで、感傷に浸るのではなく、「とにかく現役ということを前面に出したい」と新たな火がついた。

 12月1日には記念ツアーのラストを飾る国立代々木競技場第二体育館大会も決定した。「ゾクゾクする、もう1回そこに挑んでみたいっていう、そういうカードを組んでみたい」とドリームカード実現に意欲を示す一方で、熱望するのが師・アントニオ猪木氏の来場だ。猪木氏は難病の全身アミロイドーシスと闘病中で、最近はビデオメッセージを送ることはあっても会場には姿を見せていない。

 電話で連絡を取り合う藤波は「僕の50周年に猪木さんは欠かせない」と話し、リングでの再会を描いた。

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