ジャッキー・ウー監督が花田優一にアドバイス「靴職人やめて、俳優やった方がいい」
靴職人の花田優一が俳優に初挑戦した短編映画「残照のかなたに」(ジャッキー・ウー監督)の完成披露上映会が10日、都内で行われ、ジャッキー・ウー監督、林与一、岩瀬安奈(新人)、花田が勢揃いした。
短編映画「残照のかなたに」完成披露上映会
靴職人の花田優一が俳優に初挑戦した短編映画「残照のかなたに」(ジャッキー・ウー監督)の完成披露上映会が10日、都内で行われ、ジャッキー・ウー監督、林与一、岩瀬安奈(新人)、花田が勢揃いした。
本作は信州上田の病院を舞台に、余命いくばくもない作家(林)とコンテンポラリーダンスが好きな看護師(岩瀬)の交流を描いた41分の作品。昨年10月、丸子中央病院の全面バックアップの下、撮影。元フジテレビアナウンサーの河野景子さんと婚約中のウー監督がメガホンを取り、景子さんの息子、花田が出演することが話題になっていた。
医師役を務めた花田は「『ご迷惑をおかけしないように』が前提でしたが、せっかくだから食ってかかろうと思っていました。胃が痛くなる仕事なんだなと思いましたが、良くも悪くも楽しかった。テレビだったら、1か月後には見られるけれども(映画は時間がかかる)。もし評価いただけるなら、次回はこうしていこうかなと思いました。未熟者の演技を見ていただきましたが、温かい記事を書いてください。お願いします」と話した。
一方、ウー監督は「優一君はがっぷり四つでぶつかってきてもらって、それが、手応えがある。それがすごいなと思いました。さすが日本一の血だな。素人ではない。しっかりとしたセンスのある人ですね。なんで靴職人しているのか。やらない方がいい」とアドバイス。花田は「靴職人はやっていきますが、話があれば、やっていきたい」と少々戸惑っていた。
2人の新人と共演した大ベテランの林与一は「舞台なら負けないけど、画面ではプロ、アマチュアの差はないな。役者は姑息なことを考えるからかな。最初、話をもらった時はカタカナの監督で、老作家と看護師の話というからポルノかと思って、お断りをしたんです」とユーモアたっぷり。オーディションで選ばれた岩瀬は「うれしい、の一言でした。林与一さんと一緒と言ったら、おばあちゃんと私以上に喜んでくれました。私にできるのはセリフを覚えるだけだと思って、演じました。このお仕事を続けていきたいので、きっかけになれば。良い事務所あればお願いします」と話していた。
映画は25分程度に再編集し、国内外の映画祭に出品する予定。