ウクライナ人YouTuber・サワヤン兄弟が悲痛の叫び「誹謗中傷言うなら平和を唱えて」

心無い言葉には徹底抗戦の構え「訴えていくつもり」

 しかし、この決意表明に対しても「戦争行って死ね」「ウクライナにいるお前の父親も早く死んだほうがいい」など信じられないような言葉の数々が届いた。サワさんは声を震わせながら悲痛の胸の内を語る。

「ネットにおける発言の自由はあると思うんです。ただ、それを匿名でやってしまうから自由を履き違えてしまう。ちゃんと自分の顔を出して、個人情報を出せるのであれば、いくらでも自由に発してくださいとは思います。だけど、自分の名前を背負ったときに同じことが言えるのかというと恐らくそうではない。自由を履き違えちゃいけないなと思います」

 日本では、SNS上の誹謗中傷対策を強化するため、8日に閣議で侮辱罪の厳罰化を盛り込んだ刑法などの改正案が決定。今後は国会で法案の成立を目指すことになる。サワヤン兄弟も「ようやくかって感じです」と心境を明かしつつ、厳罰な姿勢を貫くことを宣言した。

「誹謗中傷をしてきた人のアカウントは全部残っています。今後はリストアップして、訴えていくつもりです。そこでもし、慰謝料などが発生するのであれば、全部ウクライナに寄付しようかなと思っています。そういう心無いコメントをした人からちゃんと罰を受けてもらって、そういったことが日本でも改善されるようになってほしいです」

 サワヤン兄弟が伝えたいことはシンプルだった。

「誹謗中傷を言えるんだったら、平和を唱えてほしいなって思います」

 心無い言葉の数々にも負けず、母国のリアルを1人でも多くの人に知ってもらうため、サワヤン兄弟は発信を続ける。

次のページへ (3/5) 【動画】サワヤンが激怒した実際の様子
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