RIZIN2連敗の平本蓮にプロレスラー・奥田啓介が挑戦状 焚き付けたのは青木真也だった
平本蓮と闘いたい理由と奥田が勝った場合の提案
理屈が通っていない気がしないでもないが、どこからどこまでが本心かわからない奥田の言動は今に始まったことではない。
その上で奥田がなぜ平本と闘いたいのか。それは以下の発言にその理由が見て取れる。
「いろいろ言われているけど、平本蓮はここまで全てをかっさらったと思います。僕はその平本蓮が何を見せてくれるのか。それが見たくて3800円を払って見たわけだから。平本は話題の作り方とか、わかってますよね。うまい!」
つまり奥田は、平本と交わることで、プロとして必要不可欠なリング上に至る平本流の「話題作り」を実際に体感したいと考えているに違いない。さらに奥田は自分が勝った場合、平本への提案があるという。
「もし闘って、僕が勝つようであれば、カラダを一回きれいにしてもらおうかと思って」と平本の全身に入れられたタトゥーを落としてもらい、「一緒に銭湯なりサウナに入ろうかと」と自称サウナーらしい言動で「(一緒に)整えよう」と持ちかけた。
前述通り今現在、一切そんな話がない中で、勝手に青写真を描いている奥田。いや、そのくらいでなければこのご時世、生き残ってはいけない気もしてきた。
「俺が嘘つきなんだったら、あいつは大嘘つきだよ。俺に挑発されて、乗ってこないヤツかわかんないけど、俺はあいつをもっと大嘘つきにしてやろうって。俺を超えさせてやろうかなってマジで俺は思ってます。すごいのはわかったけど、大ボラ吹きになる準備はできているのかと。僕は試合をしたいので、是非やりたいと思っています。その気持ちが届いてくれたら嬉しいです」
最後は半ば告白に近い言動で、平本への対戦表明を行った奥田。果たして“Mr.危険地帯”奥田と、“美しきドブネズミ”平本の遭遇は実現するのか。
もしこのお騒がせ男の2人が交われば、おそらく今の格闘技界に存在しない、いびつな熱が生まれることは必至。賛否はあろうが、怖いもの見たさで周囲をドン引きさせまくる理解不能な化学反応が見られるかもしれない。今後の両者とRIZINの動向に注目したい。