RIZIN2連敗の平本蓮にプロレスラー・奥田啓介が挑戦状 焚き付けたのは青木真也だった

“バカサバイバー”の提案に奥田が即呼応

 その上で一番気になった試合について奥田は、「平本でしょう」とひと言。そこで鈴木戦の印象を聞いてみると、「テイクダウンが弱いな。ただ、打撃のスキルはめちゃくちゃ高いですよね」と話しつつ、「僕は元々グレコローマンスタイル出身(2011&2013年、全日本学生レスリング選手権84キロ級準優勝)なので投げまくったらいいんじゃないかなって」と、いきなり平本戦を想定した物言いに。

 そもそも、奥田が唐突とも思えるように平本戦を口にしたのは、“バカサバイバー”青木真也の提案でもあった。

 青木は、東京スポーツのWEB版で平本の今後について以下のように話している。

「今回、平本さんのホラ吹きでみんなズッコケちゃったわけだから、正直厳しい。強いて言えば、奥田啓介戦かな。ホラを吹きすぎて希代の嘘つきになった奥田と戦うことで、未来が見えるんじゃないか」

 これについて奥田は「青木さんからはちょくちょく連絡がある」と否定はしなかったが、経緯はともかく、問題はすでに奥田が対平本戦を想定しているというということ。今現在、どこにもそんな話がない中で、勝手に話を展開させようとしている流れは、非常に令和という時代を感じさせる。

「(平本は)たまたまK-1トップからRIZINに来て勝てなかった。俺もドラゴンゲートのトップから来て勝てなかった。それは時の運かもしれない。だったら“嘘つき決定戦”をしようかと。俺は嘘つきだとは思ってないけど、あいつをホラ吹きから大ボラ吹きにしてやろうかと」

 奥田はお互いのたどってきた道の類似点を力説しながら、「(平本は)悪なのに華がある。悪の華って感じですね。でも俺、とくに花とか好きじゃないし、ぐちゃぐちゃに粉砕してやろうかな」と意気込んだ。

 また、奥田は平本に対して、いくつかの改善点も指摘する。

「悪ならリング上で泣いちゃいけない。それと負けたことはすぐ忘れないと。俺なんて負けたこと、覚えてないからね。そのくらい言わないと」

 確かに奥田は試合後のコメントでも「俺は負けていない」と連呼し、「あれはドロー、いや、むしろ俺の勝ち?」と悪びれない。

「俺は認めてないからね、2回とも。だって2回目なんて(試合結果は黒星でも)相手の鼻を折っているんだから俺の勝ちじゃん」

次のページへ (3/4) 平本蓮と闘いたい理由と奥田が勝った場合の提案
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