衣装のこだわりも注目ポイント。柚希が「三吉ちゃん、すごいらしいじゃない。お腹とか出して」と話を向けると、三吉は「いや…というか、私、裸？（笑）。露出がない衣装は少なくて、あとは足、お腹、デコルテのどこかが出ています。単に私が出したがりという感じに見えないといいのですが（笑）」と語った。韓国のアイドルグループ「BLACKPINK」の楽曲（当日まで非公開）を愛希、清水、石田、三吉の4人で演じるのだが、「衣装はほぼBLACKPINKです！」と、うれしい情報を教えてくれた。

　楽曲「Feeling Good」の練習では、柚希が三吉らキャストたちに、“実演アドバイス”を送った。三吉は「私自身がやったことのないジャンルで難しさを感じていました。柚希さんは全部私たちのパートもやって教えてくださるんですよ。それがかっこよくて、柚希さんで全部お願いしますみたいな感じです」と明かした。先生の立場の柚希は「みんな飲み込みがいい。教えたらこんな変わるの、と思いました。私がやってみることで、まずは私のまねをしてもらう。その際にパフォーマンスで表現する感情についても伝えます。私の教え方を通して、みんなが自分なりの何かをつかんでもらい、今まで見たことのない姿になれば」と語る。

　熱血指導の中には、振り付けを駆使して『イエイ！』と声を出すユニークな教え方もあるとのこと。現場ではひとしきり話題になっているようで、柚希は「体重が少し後ろにあるか、前にあるかで男っぽさが違ったように見えます。そのことを研究してきた人間として、体重を置く位置がちょっと違うとか、顎を引くしぐさをこうしたらいいなどを伝授しています。それに、回り込んだらすぐ（前に目線を送って）『イエイ！』という」と話していると、三吉が「キレを出したいときは、全部『イエイ！』ですよね、分かりやすいです」と、“合いの手”を入れた。柚希流が注入されたパフォーマンスがどう発揮されるかも楽しみだ。

　取材の場では早くも“今後”への話題に及んだ。柚希は「それはもう、第2弾ができたら。稽古のやり方を含めて今回学んだことがいっぱいあるので、次に生かしたいです」と前を見据える。一致団結したキャストたちは、国際女性デーの特別な日に、新たなスタートを切る。