アミューズ女優が集結「ハンサム」イベントに込めた思い 柚希礼音「何かのパワーになれば」
大手芸能事務所アミューズに所属する女優たちが、「国際女性デー」にあたる8日、“ウーマン・エンパワーメント”の思いをパフォーマンスで伝える。キャストの元宝塚歌劇団星組トップスターで女優・柚希礼音と、女優・三吉彩花がイベントの意義と、目指す女性像について明かした。
「ハンサムW LIVE」柚希礼音&三吉彩花インタビュー 「国際女性デー」に第1回目を開催
大手芸能事務所アミューズに所属する女優たちが、「国際女性デー」にあたる8日、“ウーマン・エンパワーメント”の思いをパフォーマンスで伝える。キャストの元宝塚歌劇団星組トップスターで女優・柚希礼音と、女優・三吉彩花がイベントの意義と、目指す女性像について明かした。(取材・文=吉原知也)
「みんなが女性としていろいろな意味で生き生きと生きていける、公演が何かのパワーになればいいなと思っています、それに、男性が女性にミモザの花を贈ることなど国際女性デーのことを、男性の皆さんにも知っていただければ」。柚希はりりしい表情で語った。
ライブタイトルは「AMUSE PRESENTS SUPER HANDSOME W LIVE “HANDSOME” is not just for men.」(「ハンサムW LIVE」)。2005年に始まった、若手男性俳優によるファン感謝祭・通称「ハンサムライブ」を開催してきた同事務所が今回、女優たちによるライブとして新たに企画。「“ハンサム”の概念は男性だけにあらず」をコンセプトに据え、ミュージカルの名曲や熱いコラボを披露。ガールクラッシュ(強くてカッコいい女性)な楽曲をちりばめる。昼夜2公演で、午後6時からはオンラインライブ配信も行われる。
「待ちに待った」と声を弾ませる三吉。事務所には前々から相談していたといい、「男性のハンサムライブはほぼ毎回見させていただいていて、毎回ワクワクして楽しい気持ちで帰ることができるんです。でも、なんで女性はないんですかと事務所の偉い方々に言わせていただいていたんです。国際女性デーの日に1回目を開催できるのは意味のあること。それに、私にとって久しぶりにリアルでお客さんに会える機会です。配信もあるので、このご時世で来られない方にも見ていただける。いろいろなことがかなって本当にうれしい」と喜ぶ。
宝塚歌劇団のトップを務めた柚希。テーマにも思いをはせ、「(構成・演出を務める)小林(香)さんが話していた中で印象的だったのが、『男性のハンサムライブは女性のお客さんがキャーって騒いでくれて、温かく見てくださる感じがあるけど、女性のハンサムライブはそうはいかないと思うよ』ということです。世間ではどの仕事においても、女性が男性よりしっかりやらないと認められない部分があるかもしれません。せっかくこんな機会をいただいたのですから、クオリティーの高いものをお見せしたい」と語った。