秋野暢子、学校給食でのトラウマ告白「黒歴史」 脱脂粉乳が原因で「牛乳飲めません」
映画「あしやのきゅうしょく」の公開記念舞台あいさつが5日、都内で行われ、女優の松田るか、秋野暢子、白羽弥仁(しらは・みつひと)監督が登壇した。
兵庫県芦屋市の学校給食への画期的な取り組みに着眼した作品
映画「あしやのきゅうしょく」の公開記念舞台あいさつが5日、都内で行われ、女優の松田るか、秋野暢子、白羽弥仁(しらは・みつひと)監督が登壇した。
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兵庫県芦屋市の学校給食への画期的な取り組みに着眼した作品で、小学校に勤務する新米栄養士(松田)を通して子どもたちの成長と食の大切さを伝えている。給食のイロハを教えるベテラン栄養士を秋野が演じている。
子どもにとって学校給食は喜びの時間で、「1日のスケジュールでいちばん楽しい時間だった」と、松田は笑顔で子ども時代を振り返る。出身地沖縄の給食は地元色が濃かったようで、「当時は気づかなったんですけど、だいぶ沖縄ナイズされた給食だったと、東京に来てから初めて知りました。白みそのおみそ汁のイナムドゥチや昆布の炒め煮のクーブイリチーとか出ていました」と、郷土食豊かなメニューだったことを明かした。
一方の秋野は「黒歴史なんですよ」と、楽しいはずの給食の時間を苦々しく回想する。「(原因は)脱脂粉乳ですよ。昔の牛乳ですけど、豚の飼料だったものを、GHQが日本の子どもは栄養不足だな、豚の飼料を飲ませたら元気になるんじゃないかなと(給食に)出るようになった」と、幼いころに植え付けられた嫌悪感を吐露。「いまだに牛乳が飲めない」と告白した。
それゆえ、食の大切さには人一倍敏感で「食べるってすごく大事なことなんです。でも案外ないがしろにされている感じがあると思う。この映画をきっかけに、子どもの口に何を入れたらいいのか、ご家庭でも考えてくれたらいいなと思っています」と呼びかけた。