【鎌倉殿の13人】不気味な仕事人・善児の気配再び? 八重と祐親の危機にどう動く

俳優・小栗旬が主人公の北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時ほか)。第8回は畠山重忠(中川大志)が平家側から源氏につくなど、さまざまな思惑を抱えた巨大な寄せ集め状態の頼朝勢に不協和音が生じ、それをまとめようと義時が奮闘する姿が描かれた。6日放送の第9回はどうなるのか。見どころを探った。

主人公の北条義時を演じる小栗旬【写真:(C)NHK】
主人公の北条義時を演じる小栗旬【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じる大河、第9回の見どころを探る

 俳優・小栗旬が主人公の北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時ほか)。第8回は畠山重忠(中川大志)が平家側から源氏につくなど、さまざまな思惑を抱えた巨大な寄せ集め状態の頼朝勢に不協和音が生じ、それをまとめようと義時が奮闘する姿が描かれた。6日放送の第9回はどうなるのか。見どころを探った。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると第9回について、ついに鎌倉入りを果たした源頼朝(大泉洋)が、敵対した平家方を捕らえるため、競わせるように和田義盛(横田栄司)と畠山重忠(中川)を派遣するという。これを知った義時と三浦義村(山本耕史)は、祖父・伊東祐親(浅野和之)と八重(新垣結衣)を救うため急ぎ伊東へと向かう展開に。そのころ、都を出た平家の追討軍が東海道を進軍。甲斐では、出陣を約束した武田信義(八嶋智人)が義時の父・時政(坂東彌十郎)に……と意味深な紹介をしている。

 第9回のサブタイトルは「決戦前夜」。NHKの公式サイトでは、義経(菅田将暉)が兄・頼朝と対面。また、富士川の戦いを迎える様子を紹介している。頼朝は「武田に先を越されるな」とげきを飛ばすと、武田は「頼朝を出し抜いてやったわ」と語る様子が紹介され、いよいよ富士川の戦いという緊迫したムードを漂わせている。終盤には「戦いのまさかの結末」という言葉も。史実では富士川の戦いで、平家軍が水鳥の羽音を、源氏の大群が攻めてきたと音と思って逃げ出したと紹介するケースが多々ある。「鎌倉殿の13人」では、どう描かれるのか注目される。

 また、八重をめぐっては、伊東祐親に仕える下人の善児(梶原善)の動きも気になる。祐親から信頼され、与えられた役割を淡々とやり遂げていく不気味な仕事人。「鎌倉殿の13人」では、北条宗時(片岡愛之助)を殺害したが、八重と祐親の命の危機にどうかかわってくるのか。第9回は見どころが多そうだ。

次のページへ (2/2) 【写真】鎌倉殿の13人の場面カット
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