【カムカムエヴリバディ】ひなたに五十嵐がプロポーズ NHKが明かす舞台裏「すてきなシーンになった」
NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜、午前8時)の第86回が3日に放送され、3代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈)が時代劇の大部屋俳優・五十嵐文四郎(本郷奏多)からプロポーズされる様子が描かれた。五十嵐はミス条映コンテストで演じた侍のせりふを引用した言葉で思いを伝えた。ほのぼのと温かく描かれたが、演出の石川慎一郎氏に舞台裏を取材した。
NHKに舞台裏取材「ひなたが過去を振り返ったとき、鮮やかな思い出になると確信」
NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜、午前8時)の第86回が3日に放送され、3代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈)が時代劇の大部屋俳優・五十嵐文四郎(本郷奏多)からプロポーズされる様子が描かれた。五十嵐はミス条映コンテストで演じた侍のせりふを引用した言葉で思いを伝えた。ほのぼのと温かく描かれたが、演出の石川慎一郎氏に舞台裏を取材した。
「この第18週はひなたと五十嵐の恋愛が成就するところが1番の見どころとずっと思っていましたので、この週はラブストーリーをしっかり描きたいということは意識していました。14週、15週の本読みでひなたと五十嵐を見たとき、この2人は出会うべくして出会い、付き合うべくして付き合うというような、運命の糸的なものをすごく感じていました。2人とも私が想像する以上の演技をいつも見せてくださっていたので、その部分を忠実に撮っていくことを心掛けていました。祭りで浴衣を着たり、普通の女の子が普通に恋をして成就できたらいいなと考えていました」
コンテストのせりふを引用したプロポーズのシーンについて心掛けたことも聞いてみた。コンテストではひなたが五十嵐を刀で切ってしまう芝居をしたが、プロポーズ後、五十嵐は「今度は切るなよ」と話していた。
「ひなたと五十嵐は恋愛になったとしても、柔らかい感じ、ラブな感じで終わるというよりも、くすっと笑えるような会話のやりとりがこれまでも特徴的でしたので、甘くなりすぎないようなところを意識はしていました。2人が恋愛関係になったとしても『今度は切るなよ』という冗談に落ち着く空気は、現場で五十嵐さんのお芝居を見て面白いと思い、それに対するひなたさんもとても可愛かったので、すてきなシーンになったと思います。100年の物語ということもあって、ひなたがもっと大人になり、過去を振り返ったとき、鮮やかな思い出になると確信できました。自分の意識よりも、現場では目の前で起こったことを大切にしました」