アントニオ猪木氏、新型コロナ狂騒曲をバッサリ「自分で見極める力、能力をもってないとダメ」

元プロレスラーで前参院議員の"燃える闘魂"アントニオ猪木氏がENCOUNT編集部の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大問題について持論を述べた。

「直観力で生きてきた」
「直観力で生きてきた」

「ダイヤモンド・プリンセス号」に「元気ですかー!」プラン消滅していた

 元プロレスラーで前参院議員の”燃える闘魂”アントニオ猪木氏がENCOUNT編集部の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大問題について持論を述べた。

 安倍首相が大規模イベントの中止や全国の小中高校に休校を要請。北海道が緊急事態宣言を出すなど、国民の生活にまで大きな影響が出始めている。

“一寸先はハプニング”が口癖の猪木氏は「最初の初動が遅れたんだよね。一寸先は闇になっちゃった。ハプニングだったらよかったけど、闇じゃ困る。まさかこんなになるとは誰も思ってない」と、政府の対応遅れを指摘しつつ、深刻な事態を憂いた。

「元気」を売りする猪木氏。実は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客・乗員を激励するため、ある独自プランも温めていた。

 中学2年生の時、45日間かけて日本からブラジルに船で移住した経験を持つ猪木氏は「クルーズ船に閉じ込められて大変だろうな」と一念発起。

「房総半島の一番先から沖合に出る船がある。それでクルーズ船をグルッと1週回って、スピーカーで元気づけようと思っていた」と77歳の闘魂を燃やしていた。

 しかし、海上隔離を取ったものの、日に日に状況は悪化し、「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染者数は増加の一途をたどった。天候に恵まれず、船を出航できなかった猪木氏はついにメッセージを送ることができなかった。

 政府の対応は”時すでに遅し”として「批判してもしょうがない」と突き放す。

 一方で、問題視するのは決断力、判断力のなさだ。武漢へのチャーター機派遣をめぐっても、予算の出どころについて省庁間でモメる始末。「ある意味でのごますりの官邸になっているけど、大事な時に決定を下せるようなシステムも大事。野党であろうが何であろうが、思い切ってね」と猪木氏は語気を強める。

 加藤厚労相の資質にも疑問符を突きつけ「たびたびテレビに出てきてインタビューやってるけど、なんか甘っちょろくて、ピンボケみたいな話ばかりしている」とバッサリと切り捨てた。

 杓子定規にとらわれない、大胆な政策が必要と訴える。「法律も大事だし、いろんな決まりも大事だし、それは当たり前の話だけど、ある時には超えなきゃいけないこともあるだろうし、そういう判断力というか、直観力が衰えてしまった」と猪木氏は分析した。

 これまで北朝鮮を始めとする世界各国に飛び込み、独自のスポーツ外交で未知なる道を開拓してきた。1990年にはイラクで人質になった日本人41人を救出するため、自費で飛行機をチャーターし、救出した実績もある。「お前はどうなんだ?って言われても、俺はただ直観力で生きてきた人間なんで」と猪木氏は言った。

 判断力のなさは、国民全体の課題でもあるという。

 新型コロナでマスクが完売し、今度はトイレットペーパーやおむつまでもがデマによって買い占められる事態に発展した。

「これだけあおられちゃうと、影響力が強いからね。マスコミはマスコミで一生懸命やってはいるんだろうけど、それが過剰に逆に不安を招いてしまう。トイレットペーパーがなくなりますって、そんなのはもともと日本で作っている。中国から輸入してないですよ。扇動されやすいというか、逆にそれに慣らされてしまったというか、その判断力っていうのは自分で見極める力、能力をもってないとダメじゃないですかね」と猪木氏は理性を失った群衆心理に警鐘を鳴らした。

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(ENCOUNT編集部)

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