ムロツヨシ、少女失踪事件の捜査に執念を燃やす刑事を熱演 “新境地”演技に原作者絶賛
俳優のムロツヨシが、WOWOW連続ドラマで初主演を務めることが決まった。7月から放送・配信の「連続ドラマW 雨に消えた向日葵」(全5話)。少女失踪事件の捜査に執念を燃やす刑事役に挑戦する。
ある少女失踪事件の真相を追う刑事を軸に描く 吉川英梨原作のヒューマンミステリー
俳優のムロツヨシが、WOWOW連続ドラマで初主演を務めることが決まった。7月から放送・配信の「連続ドラマW 雨に消えた向日葵」(全5話)。少女失踪事件の捜査に執念を燃やす刑事役に挑戦する。
本作は、2008年に第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞しデビューした小説家・吉川英梨の同名小説「雨に消えた向日葵」(幻冬舎)が原作。ある少女失踪事件の真相を追う刑事・奈良健市(ムロ)と、失踪した少女・石岡葵の家族の苦悩と執念の日々を描いたヒューマンミステリー。吉川にとっては初の連続ドラマ化作品となる。脚本は「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」の関えり香が担当する。
主演を務めるムロは、本作で連続ドラマW初主演。自身の妹をある事件から守れなかったことに大きな後悔を抱える中堅刑事・奈良を演じる。常に冷静で仕事熱心、上司や同僚からの信頼も厚い奈良だが、私生活はおざなりで他人に心の内を見せない、どこか陰のあるキャラクター。そんな奈良は、少女失踪事件の捜査を担当する中で、娘の無事を願う家族の一途な思いと自らの妹への思いとを重ね、まるで罪滅ぼしかのごとく捜査にのめり込んでいくことに。これまで映画「銀魂」、ドラマ「今日から俺は!!」「親バカ青春白書」などコメディー路線の出演作が多かったムロが、痛々しいほどの執念で事件を追う“切なく強い”奈良という刑事像をどのように完成させるのか。“新境地”とも言える熱演に注目だ。
また、WOWOW公式YouTubeチャンネルにて、第1弾特報映像が同時公開となった。
○ムロツヨシのコメント
「罪悪感からくる正義感なのか、正義感があるからこその抱え続ける罪悪感なのか、どちらにせよそこから生まれる使命感だけで生きている男です。そんな男を演じることになりました。行方不明となった1人の少女が『生きている』ことを信じ、追いかけ続ける。ただただその男と向き合った日々です。演じることに没頭しました。ぜひ、皆様に観ていただきたいのです。ただ、コメディー作品ではありません。刑事ドラマでもあるのですが、私を含めまして周りの刑事たちが、、、コメディー畑の方たちばかりで、それはそれで、え? どう観たら良いの? という、そこがまたこのドラマの説得力になっていることを信じています。人間ドラマです。何があるか分かりゃあしないこのご時世。『何かを信じる」ことの必要性や重みを、まっすぐにお伝えできたら、と思います。どうかいろんな想像と共にオンエアをお待ちください」
○原作者・吉川英梨のコメント
「連続ドラマWは良質で大人なドラマを放送している枠という印象、ドラマ化を大変光栄に思いました。また本作は、私が生まれ育った埼玉県坂戸市が舞台です。ドラマの舞台に選ばれたことに格別の喜びがありました。主演のムロツヨシさんは器用に何でも演じる役者さんという印象がありました。主人公・奈良健市役と聞いて『なるほどな』。実際に見させていただくとあまりに奈良健市すぎる、と思いました。小説からそのまま飛び出してきたようです。脚本を始め制作陣の皆さんが原作に敬意を持って作っていただいたからこそ。原作を読んだ方も未読の方も納得の、質の高い刑事ドラマをお楽しみいただけると思います」