【鎌倉殿の13人】源氏軍に生じる不協和音 義時が危機をどう乗り越えるか、交渉力に注目

俳優・小栗旬が主人公の北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。第7回では義時が2万の軍勢を誇る上総広常(佐藤浩市)を源頼朝(大泉洋)の味方につける見事な働きをみせた。石橋山の戦の敗北から一転、一気に勢いを増す頼朝。27日に放送される第8回の見どころを探った。

周りの無茶な要求で思案にくれる義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】
周りの無茶な要求で思案にくれる義時(小栗旬)【写真:(C)NHK】

小栗旬が主人公・北条義時を演じる大河ドラマ 第8回の見どころを探る

 俳優・小栗旬が主人公の北条義時を演じるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)。第7回では義時が2万の軍勢を誇る上総広常(佐藤浩市)を源頼朝(大泉洋)の味方につける見事な働きをみせた。石橋山の戦の敗北から一転、一気に勢いを増す頼朝。27日に放送される第8回の見どころを探った。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、第8回は、挙兵した頼朝を討つため、平清盛(松平健)が追討軍を送るという。後白河法皇(西田敏行)は地図を広げ、丹後局(鈴木京香)らと戦況を占うとされる。一方、奥州をたった源義経(菅田将暉)は、兄・頼朝との対面を夢見て歩みを進めていたという流れに。

 また、その頃、坂東では、上総広常らを加え勢いを増す頼朝が、鎌倉を目指して進軍する展開に。頼朝の命を受けた北条義時は、武田信義(八嶋智人)を味方に引き入れるため、再び甲斐へと向かうという。

 頼朝の軍勢が拡大していく流れの中、義時の果たす交渉力が見どころの1つになってきた。第7回では上総広常に対し「あの方(頼朝)は天に守られています」と語ると「運の強さにひかれて、多くの者が今、集まっています」。また、「新しい坂東を作る」と志も語り、味方につけることに成功した。いよいよ義時が主人公らしい活躍を見せ始めてきた形。運の強さは頼朝だけでなく、義時も同じかもしれない。第8回でも武田信義を味方に引き入れることに尽力する。運の強さとか神がかり的なことに加え、今の世の中でも参考になりそうな優れた交渉力。この作品の魅力を語る上で、今後も大切なワードになっていく気がする。

 NHKの公式サイトでは、第8回の予告編で源氏軍に不協和音が生じる様子をうかがわせた。義時がこの危機にどう動くのか注目したい。

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