山崎紘菜&北乃きい、W主演「汝の名」 テレ東が新枠ドラマを発表 ドロドロの愛憎劇

女優の山崎紘菜と北乃きいがテレビ東京の4月クール新ドラマ「汝の名」でダブル主演することが分かった。4月5日深夜0時30分からスタートする。

汝の名でダブル主演を務める山崎紘菜(右)と北乃きい【写真:(C)テレビ東京】
汝の名でダブル主演を務める山崎紘菜(右)と北乃きい【写真:(C)テレビ東京】

山崎「現場では挑戦の連続」北乃「震え上がるシーンがたくさん」

 女優の山崎紘菜と北乃きいがテレビ東京の4月クール新ドラマ「汝の名」でダブル主演することが分かった。4月5日深夜0時30分からスタートする。

 同ドラマの原作は、「輪(RINKAI)廻」で第7回松本清張賞を受賞するなどした明野照葉の同名作。「女王様」と「奴隷」のような関係を築き上げてきた勝ち組の姉と負け組の妹が、憎しみ合いながらも心の奥底で依存しあう、ひた隠しにされている女の感情の「負」が惜しげもなく散りばめられた新感覚ホラーサスペンスだ。

 誰もが羨む美貌と才能を持ち自信に満ちあふれた若き社長で姉・麻生陶子を演じるのは山崎。自分がのし上がるためには手段を選ばず犯罪すれすれの行為も平然と行うという約どころだ。一方、口数が少なく陰気で、輝く姉に必要とされることでのみ存在意義を感じる妹・麻生久恵を北乃が演じる。

 コメントは以下の通り。

○山崎紘菜
「私自身、これほど感情の振り幅が大きく、嫉妬や猜疑(さいぎ)心、復讐(ふくしゅう)心など負の感情を常に持っていなければならない役は初めてだったので、現場では挑戦の連続でした。陶子という女性はとても気分屋で気まぐれな性格なので、シーンごとに彼女の機嫌を測るのがとても大変で、常に監督と細かく相談させていただきながら演じていました。人は誰でも自己愛や欲を持っているものだと思います。それを全てさらけ出し、自分のためだけに、『思いやり』という言葉の対極に生きる陶子にある種の気持ちよさ、爽快感を持って見ていただけると良いなと思いますし、自分としても今までにないくらいかなり振り切った一面をお見せできたと思うので……女2人の狂気に満ちた行く末を見守って下さったらうれしいです」

○北乃きい
「今までずっと久恵のような役を演じてみたかったのでとてもうれしかったです。脚本を読んとき時も面白くてあっという間に読み終えてしまい、これからこの役を演じられるんだと思ったらわくわくしました。そして、まずお話をいただいたときに、“共依存”とは何かを調べました。そこで久恵と陶子は紙一重なんだと気付き、似ていない1人だけれど依存するという部分でつながっていると感じました。表と裏、1つの性格を演じるような感覚で撮影に入り、だんだんと壊れていく久恵を演じるにあたって、繊細な変化を監督とたくさん話し合いをしながら久恵を作っていきました。自分の中でもチャレンジな役柄だったので、演技面でも今までしたことのないことをたくさんトライしてみました。一言で言うとハラハラドキドキが止まらないドラマです。台本を知っている私たちでさえ、撮影しながら震え上がるシーンがたくさんありました。最近では、こういったすさまじい復讐ものの作品は少なかったと思うので、女の怖さ、そして本当に怖いのは人間ということを再確認するドラマになっているはずです。皆さまにもハラハラドキドキしながら楽しんで見ていただきたいと思います。ぜひご覧下さい!!! よろしくお願い致します」

○滝山直史(テレビ東京プロデューサー)
「明野照葉先生の傑作小説『汝の名』をこの度ドラマ化致します。『勝ち組』の姉と『負け組』の妹、お互いの思惑がぶつかりあう愛憎劇です。山崎さん演じる陶子、北乃さん演じる久恵、どちらもなかなかクセの強い人物ですが、共感したり、違和感を覚えたりと、話を追うごとにいい意味で裏切られ続ける内容になっています。ぜひ振り回されながらご覧いただけましたら幸いです。また今回、火曜深夜0時30分という新しい枠でのドラマ放送となります。もともと配信先行ドラマということだけ決まっていたので、制作陣の中では『攻める内容にしよう』と話していたのですが、まさかの新枠で、思っていた以上に早い時間帯での放送となりました。とてもありがたい話ですが、すでに撮り終えているため変更することができません。頭を下げる準備だけしておきます。ぜひご期待ください」

次のページへ (2/2) 【写真】山崎紘菜&北乃きいのソロカット
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