森下仁丹株式会社が、全国800人を対象に、「地方別ダイエットに関する意識調査」を実施。ダイエットに関する意外な地域差が明らかになった。

　調査は2022年1月13日～17日の期間、北海道／東北／関東／中部／近畿／中国／四国／九州・沖縄地方在住のそれぞれ100人ずつ、合計800人のダイエットに取り組んだ経験がある人を対象にインターネットで実施。現在ダイエットに取り組んでいる人が最も多い地方は「中部地方（44％）」で、最も少ない地方は「四国地方（33％）」だった。

　ダイエットに取り組む理由では、全体では「健康を維持したいから（32.1％）」「健康診断の結果をみて痩せたいと思ったから（15.9％）」「着たい服が入らないから（14.5％）」が上位に並んだ。一方、ダイエット実施率3位の「近畿地方」では、「自分を変えたいから」が20％と他のどの地方よりも高く、ダイエットへの熱心さがうかがえた。これまでダイエットに成功したことがある人の最も多い地方は、「関東地方」「中国地方」が75％で並んだ。一方で「九州・沖縄地方」は37％と、ダイエットに失敗したことがある人の多い結果となった。

　ダイエットの成功要因を聞いたところ、「関東地方」の人は「無理せず計画的にダイエットを続けられたから（29.3％）」、「中国地方」の人は「時間をかけてゆっくりとダイエットできたから（28％）」が1位となった。実際に、ダイエット勝ち組地方の人々の声を見てみると「日課として毎朝早朝にジョギングをしている（岡山県70代男性）」や「（毎日体重などの記録を残す）レコーディングダイエットを長く続けている（東京都40代女性）」など、ダイエット成功のカギは、時間をかけてゆっくりと無理せず計画的にダイエットを続けることにあるようだ。

　ダイエットにかける金額が最も多い地方は、「九州・沖縄地方（1円以上使用した人の割合が47％）」。一方、最もお金をかけていなかったのは、「関東地方（1円も使わなかった人の割合が66％）」だった。ダイエット勝ち組の「関東地方」の人々は、お金をかけずに痩せることができる「0円ダイエット地方」でもあるようだ。

　ダイエットにサプリメントを使用したことがあるかについては、3人に1人（37.6％）が「使用したことがある」と回答。最も多い地方は「四国地方（44％）」だった。実際に、「プロテインダイエットで痩せた時には周りが痩せたねと言ってくれて嬉しかった（徳島県30代女性）」や「酵素サプリを飲み始めてから、お腹の脂肪が減ってきたのが実感できた（徳島県20代男性）」など、効果を実感した声も多かった。どのような効果効能のサプリメントを使用することが多いかでは、「脂肪の燃焼をサポートする効果（41.9％）」「糖質や脂質吸収を抑える効果（36.5％）」「代謝を上げることをサポートする効果（19.3％）」が上位を占め、体脂肪燃焼効果を期待している人が多いことが分かった。