アントニオ猪木氏、前田日明に強烈な闘魂ビンタ! 長州力、武藤敬司、蝶野正洋にも
プロレスラー・武藤敬司がプロデュースするプロレスリング・マスターズの28日東京・後楽園ホール大会に"燃える闘魂"アントニオ猪木氏が初降臨した。
プロレスリング・マスターズ後楽園ホール大会
武藤敬司がプロデュースするプロレスリング・マスターズの28日東京・後楽園ホール大会に”燃える闘魂”アントニオ猪木氏が初降臨した。
猪木氏はメインの武藤、スーパーJ組with蝶野正洋VS藤波辰爾、藤原喜明組の試合後に行われた「燃える闘魂60周年メモリアルセレモニー」に登場した。「炎のファイター」がかかると、大「猪木コール」が発生。猪木氏はリング中央のイスに座った。
その後、ゲストが次々に姿を見せ、武藤、蝶野、ヒロ斎藤、越中詩郎、AKIRA、藤原、藤波、木村健悟と続く。
さらに、田中リングアナが「続いてはこの方の入場です」。大歓声とともにスーツ姿の前田日明がリングイン。前田は「猪木さんは50代、60代、70代、選手が終わっても毎年毎年、後輩、弟子を驚かせてくれます。もう1回、もう2回、もう3回、もっと驚かせてほしいですね。本当に期待しています」とお祝いのメッセージを送った。
そして木戸修、長州力が入場。長州はお祝いの言葉を述べると「今日はですね、武藤と蝶野はぜひ、闘魂ビンタを入れてくださいということで。先輩としてよろしくお願いします!」と、猪木氏に武藤、蝶野への闘魂ビンタを懇願した。
猪木氏は「元気ですかー!」とお決まりのセリフであいさつ。「みなさんから熱い声援をもらったらプロレスのリング、人前のリングに出ることは素晴らしいことだと思いました」とファンの声援に感謝した。そして現在、最も興味を持つプラズマに言及し「新たに燃える闘魂に火がついた」と衰え知らずの情熱を明かした。
そして、一息ついたところで「何やればいいんですかね?」とファンに問いかけると、場内は「ビンタ!!」の大合唱。
「世の中に一番必要なのはビンタかもしれない」とうなずいた猪木氏は、武藤、蝶野、そして言い出しっぺの長州にまで闘魂ビンタを炸裂。さらに会場から「前田コール」が起こると、「やるのか? よし! 元気で頑張っていこうよ」との言葉とともに、前田に強烈な一撃をくらわせた。
最後は「プロレスが戦後、力道山という師匠が登場して敗戦の中で元気をいただいた。これからのプロレスがもっともっと、世界に発信して世界の人に勇気を与えられるように」と話すと、「1、2、3、ダーッ!」で締め、会場を後にした。
猪木氏は1960年9月30日の大木金太郎戦でデビュー。今年は77歳の誕生日だった20日に催された喜寿のイベントを皮切りに、さまざまなメモリアル企画が予定されている。武藤には猪木氏が新日本プロレスのオーナー時代に電撃退団されるという”因縁”もあったが、月日は流れ、元鞘に収まった。今回の再合体は昨年、武藤が猪木氏のもとを訪れ、実現した。