俳優の佐々木蔵之介が、28日放送のフジテレビ系月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」第8話にゲストキャストとして登場する。

　同作は、菅田将暉演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整（くのう・ととのう）が淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリー。

　第8話は友人の別荘で行う「ミステリー会」に出席しないかと大学の准教授の天達春生（あまたつ・はるお／鈴木浩介）に誘われた整は、なぜか大隣警察署の巡査・風呂光聖子（ふろみつ・せいこ／伊藤沙莉）と一緒にその会に参加することになった。別荘には天達の学生時代の同級生やミステリー好きの知り合いたちが集まっていた。今回佐々木が演じるのは、そんなミステリー会に参加する天達の元同級生の橘高勝（きつたか・まさる）だ。

　橘高は学生の頃は文武両道で女性にもモテ、現在は市役所に勤めている、ごく普通の公務員。渋い中年男性を演じさせたら右に出る者はいないと言って良いほど、容姿にも演技力にも恵まれた佐々木だが、そんな佐々木が「普通の公務員」をどう演じるのか、そして今回のゲストも謎の多い役どころだが、果たしてこの橘高は何者なのか？

　佐々木がフジテレビの月9ドラマに出演するのは「シャーロック」（2019年10月～12月）以来2年ぶり。役者としてのキャリアも長く、抜群の演技力でテレビや映画はもちろん多くの舞台にも出演、数々の役を演じてきた佐々木だが、菅田と共演するのは今回が初めて。実際に菅田と共演した時のことを「僕が作ろうとしている橘高を、セリフのやりとりを通じてきちんと整＝菅田君が導いてくれるので、特に後半では随分助けてもらいました（笑）。もちろん、謎解きをしている時も全体を引っ張ってくれるのは流石（さすが）だなと思います」と語っており、菅田には全幅の信頼を寄せている様子だ。