【RIZIN】萩原京平「サラリーマン業に専念させてやる」 弥益ドミネーターに先制“口撃”

格闘技イベント「RIZIN」は16日、都内で「RIZIN.34」(3月20日、インテックアリーナ大阪)の対戦カードを発表。記者会見に出席した萩原京平(SMOKER GYM)と弥益ドミネーター聡志(team SOS)が早くも舌戦を展開した。

会見に臨んだ弥益ドミネーター聡志(左)と萩原京平
会見に臨んだ弥益ドミネーター聡志(左)と萩原京平

「3・20」大阪大会のカード発表

 格闘技イベント「RIZIN」は16日、都内で「RIZIN.34」(3月20日、インテックアリーナ大阪)の対戦カードを発表。記者会見に出席した萩原京平(SMOKER GYM)と弥益ドミネーター聡志(team SOS)が早くも舌戦を展開した。

 強豪がひしめくフェザー級トップ戦線に残るのはどちらのファイターか――。今年初のナンバーシリーズで注目の対戦が実現した。そして萩原にとっては待望していたカードでもある。

 これまでに萩原はことあるごとにドミネーターの名前を出して、対戦を希望していた。「ドミネーター選手は1年ほど前に自分が試合したいといっていて、やっと実現した形になる。1年前から正直全く負ける気してなかった。様々な経験してさらに強くなっている。地元・大阪のファンの前でぶっ飛ばして、サラリーマン業に専念させてあげようかなと思っています」と豪語した。
 
 25歳の萩原は18歳から地下格闘技でキャリアを重ね、RIZIN参戦から7試合で5勝2敗。華のあるファイトスタイルも支持され、今後の飛躍が期待される1人だ。一方の32歳ドミネーターは普段は食品会社のサラリーマンとして働く異色のファイター。20年大みそかのRIZINデビュー戦で朝倉未来に敗れたが、昨年6月には“ブラックパンサー”ベイノアを撃破し、RIZIN初勝利を飾っている。

 あまりにも対照的な2人。ネクタイにスーツ姿のドミネーターは「かなり以前から自分と対戦したいとアピールしてくださっていて、今ではRIZINフェザー級トップクラスに勢いのある選手に成長した。そんな選手からやりたいと言っていただけるのは非常に光栄ですが、ただ以前から全体を通してアピールに誠意が感じられない。そのあたりちょっとイラついていたところもある。3月20日は忘れたくても忘れたくない試合にします」と丁寧な言葉遣いで煽り返した。

 さらに2人の舌戦はヒートアップ。

 萩原「こっちもドミネーター選手が試合をしていない間に、何試合もして経験値も上げている。以前やりたいと言っていた時から全然、負ける気しなかったので、その自信が確信に変わった。ドミネーター選手が昼間仕事してる間も僕は格闘技をしている。今回は圧倒的な試合を出来ると思っています」

 ドミネーター「対戦要求の理由がちゃらついてますよね。どうもこいつ損得しか見てないなと、格闘技にはそれを超越したものがある。それを当日は分からせたいと思っている」

 さらに仕事のことを問われたドミネーターは「今日の仕事? 大丈夫じゃないんですよ。試合が決まるたびに自分の有給がどんどん消化されていくという事態に陥っている。できれば会見を午前か午後の遅い時間にしてもらえれば……」と苦笑いすると、間髪入れず萩原が「それだったら次の試合でぶっとばして、専念できるようにしてあげるんで」とぴしゃり。ドミネーターは「すみません。助かります。ありがとうございます(笑)」とひらひらとかわした。

 さらに今後の展望について問われると、「今回しっかり勝って次にやりたい選手もいる。強い外国人とも闘いたい。この試合はあっさり勝って次につながるような結果を出していきたい」(萩原)、「自分はこの試合しか見てない。ちょっと先のことはわからない」(ドミネーター)と最後まで対照的だった。

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