【ミステリと言う勿れ】岡山天音、11年ぶり菅田将暉と共演に「しびれました」 早乙女太一もゲスト出演
岡山天音、菅田将暉と「早くまた共演したい」
2人のコメントは下記の通り。
○岡山天音
――本作に参加することが決まった際のお気持ちは?
「オファーを頂く前から周りで話題になっている作品だったので、期待に胸が膨らみました」
――菅田さんの印象はいかがでしたか?
「菅田くんとはデビュー当時から数年に1度のタイミングで共演させていただいていますが、役同士でまともに会話をしたのは今作が初めてだった気がします。菅田くんは今、同世代を牽引(けんいん)する筆頭だと思うのですが、その菅田くんが座長として立つ現場に参加できて、とてもしびれました。早くまた共演したいです」
――今回の下戸陸太役、どのように演じられましたか?
「田村先生が描く陸ちゃんはとてもオリジナリティーに富んでいて、3次元として立ち上がらせるにはどう取り組むべきか迷いもありましたが、彼が根底に抱く、暗く冷たい感触には僕自身も触れた覚えがあったので、原作の陸ちゃんと生身の僕の混色でもって、撮影の日々を過ごさせていただきました」
――岡山さんにとって大切な言葉・格言はありますか?
「自分がずっと好きな歌の1文に“1秒後よりも今 俺が好きなのは毎日今”という歌詞があって、とてつもなくシンプルなフレーズではありますが、自分の中に強く深く残り続けている言葉のひとつです」
――視聴者へのメッセージ、6話の見どころは?
「僕個人が勝手に言語化してしまうにはもったい無いメッセージが秘められた作品だと思います。見た人が静かにそれぞれの“意味”を受け取ってくれたら本望です。菅田くん、早乙女さん、それぞれの場所を、それぞれの走り方で勝ち上がって来たお二人との共演はたまらなく刺激的でした。皆さまにもテレビの前でぜひ、体感していただきたいです」
○早乙女太一
――「ミステリと言う勿れ」への出演が決まって?
「僕が出演するエピソードだけでなく、全体的に深い作品なので生半可な気持ちではできないと思いました。僕が演じる役も非常に特殊なので不安もあったんですけど、キャラクターには共感できる部分も少しあるので、出演することができてうれしいです」
――原作は読まれましたか?
「はい。原作からは、まだ理性がしっかりとできてなく本能的に生きている子どものころに感じるさみしさや悲しさ、やましさのような……。そんな、人間なら誰しもちょっとは経験したことがあるようなことを持ち続けたまま成長してしまうと、間違った行動をする人も出てきてしまうんだろうなと感じました。僕自身も近しい感情を抱いたことのあるキャラクターも登場しています。異常なことをしてしまう人も、僕たちと元々は同じではないか?誰しもがなり得ることなんじゃないか?育った環境や人間関係で、こうも大きく悲しい方向に行ってしまう。そういったことを感じさせられる作品でした」
――香音人はどのように演じようと思いましたか?
「僕は香音人はものすごくピュアな人間だと思っています。ただ、自分を表現する方法がわからない。香音人のきれいな心をどう表現するか? が、個人的な課題というか、大切に演じました。」
――菅田将暉さんと演じられていかがでしたか?
「菅田さんとは目を合わせるシーンがなかったので、そこが残念でした。ここはご覧いただけたらわかっていただけると思います(笑)」
――最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「正義はきれいごとではないというメッセージがすごく強いエピソードです。どうにもできない大きな問題がたくさんあるんですけど、その“大きな問題”はすごく些細(ささい)な心の傷から始まっているんです。子どものころにちょっと変な奴? 人と違うと敬遠してしまうことがありますよね? 心を分かる思考もできていないから仕方ないのですけど、敬遠された方も同じで……でも、些細(ささい)なことかもしれないけど、それが後々大きな問題になってしまうこともある。ですので、僕も改めて作品を通して、人の心、自分の心を見つめてみようと思いました。外側でしか人を見ない世の中になっていると思うので、心を感じてみようと思っていただく一助になったらうれしいです」