テレビ朝日・亀山社長が辞任「衷心よりお詫び申し上げます」 経費の私的流用など理由
テレビ朝日は10日、亀山慶二社長から辞任の申し出があり、受理したことを発表。早河洋会長が社長・CEOを兼務することを明かした。
早河洋会長が社長・CEOを兼務
テレビ朝日は10日、亀山慶二社長から辞任の申し出があり、受理したことを発表。早河洋会長が社長・CEOを兼務することを明かした。
発表によると、2021年8月以降、スポーツ局の社員・スタッフによる不祥事が連続したことを受け、同年12月に「役職員の業務監査・検証委員会」を設置。監査・検証を行う課程で、スポーツ局統括でもある亀山氏の業務執行上の不適切行為が明らかになったという。
「スポーツ局長との意思疎通の欠如」「不適正な伝票処理による会社経費の私的使用」を理由として列挙。さらに、「その他」として「上記の不適切な伝票処理以外にも、亀山氏には、代表取締役社長として不適切であって、業務の遂行に支障をきたすおそれのある行為が確認され、取締役の善管注意義務に照らして問題視せざるを得ないものがありました」とした。
亀山氏のコメントは下記の通り。
「代表取締役社長としての業務執行において、業務監査・検証委員会から不適切な行動が指摘されました。すでに昨年暮れ、その責任を痛感し辞任の意向を申し出ておりましたが、このたびそれが取締役会で認められ、すべての役職を辞任いたします。職責を全うできず、テレビ朝日の役職員の皆様やステークホルダーの皆様に大変なご迷惑をおかけしたことを、衷心よりお詫び申し上げます」