のん、初NFT作品収益を“あまちゃん”久慈市へ寄付 描いたのは恐竜「最後は徹夜で」

女優で創作あーちすとの「のん」が初となるNFT作品を発売し、利益を岩手県久慈市へ全額寄付することを発表した。作品の贈呈式が久慈市で10日に開催され、のんと市長の遠藤譲一氏が参加。岩手県久慈市は、のんがヒロインの天野アキを演じたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地で、当時の市長から「特別住民票」をもらっている縁のある土地となっている。

のん(左)は初制作NFT作品の売上を、岩手県久慈市へ寄付することを発表
のん(左)は初制作NFT作品の売上を、岩手県久慈市へ寄付することを発表

作品名は「王様のマント」

 女優で創作あーちすとの「のん」が初となるNFT作品を発売し、利益を岩手県久慈市へ全額寄付することを発表した。作品の贈呈式が久慈市で10日に開催され、のんと市長の遠藤譲一氏が参加。岩手県久慈市は、のんがヒロインの天野アキを演じたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地で、当時の市長から「特別住民票」をもらっている縁のある土地となっている。

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 今回、のんが初挑戦をするNFTは、ブロックチェーンの技術を使いデータを管理して、代替が不可能なオリジナルのデジタル資産を作り出す技術となる。

 登壇したのんは、「朝ドラを撮影していたときは、住んでいるように滞在していたので、久しぶりに来ることができて喜びの気持ちでいっぱいです」と明かした。

 自身が「創作あーちすと」を名乗っていることに関して「アーティストと名乗るとカッコつけているように思えて、自由に創作を楽しめるようにひらがなにした」と説明。

 新しい技術であるNFTに関しては、「デジタルアートがNFTを使ってリアルアートと肩を並べる時代になったんだと思い、ワクワクしています」と話した。また今回の企画について「NFTアートに初挑戦をして、大切な街と関われたのはうれしかったです」と明かした。

 作品を寄贈される久慈市の遠藤市長は「朝ドラ以来の長い付き合いで、台風被害のときも励ましてもらった。非常にいいお付き合いをさせていただいています。今回、作品を寄贈して頂き、売上金を寄付までしてくれるということで、久慈を気にかけてくれていてうれしいです」と話した。

 のんが初めて制作したNFTアートは、恐竜を描いた絵画で作品名は「王様のマント」と発表された。のんは作品について「いつもより時間がかかって、最後は徹夜をして仕上げました。気合を入れて書きました!」とコメント。さらに、恐竜をテーマとしたことについて、「凶暴なものとかわいいものの魅力がぶつかった時に生まれるパワーがすごく好きなんです。今回は、凶暴な恐竜がリボンをまとって強く見せているという不思議な魅力が生まれて、自分の中でもいい作品になったと思います」と明かした。

 また、久慈市で国内初となる肉食恐竜の化石が見つかったことで、今回のテーマに決定したと説明した。

 のんは、この作品への思いを語り「久慈の街は第二の故郷だと思っていて、来るたびにあたたかく受け入れてもらっています。一緒に力強く歩んでいけたら良いなと思い、強さを久慈に感じているし、自分もそうありたいと思っています」と話した。

「のん」の思いがこもった「王様のマント」は、NFTアートが購入できるサービス「ユニマ」などで販売されている。

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