間寛平、吉本新喜劇GM就任「必ず大スター作る」 芸人引退考えるも社長の言葉で決意

お笑いタレントの間寛平が9日、都内で行われた吉本新喜劇GM就任発表会見に出席し、新喜劇専用の劇場建設、新喜劇祭りの開催プランなどをぶち上げた。

会見に出席した間寛平【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した間寛平【写真:ENCOUNT編集部】

後輩指導に前のめり「僕のギャグを若手にあげます」

 お笑いタレントの間寛平が9日、都内で行われた吉本新喜劇GM就任発表会見に出席し、新喜劇専用の劇場建設、新喜劇祭りの開催プランなどをぶち上げた。

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 かつて24歳で座長に就任した新喜劇は、寛平の原点ともいえるよりどころ。ピンク系のスーツ姿で登場し、「吉本に入って今年で52年ですけど、50年のときに全国ツアーをまわろうかなと思っていましたがコロナでできなかった。去年、51年に50周年プラス1で全国をまわろうと、東京(公演)からスタートした。それを見た社長がものすごく面白い、と。今の新喜劇じゃない、ちょっと前くらいの新喜劇を僕はやっていた。社長(岡本昭彦氏)はこれやと思って『会社の方に来てくれへんか』と」と経緯を説明。それが昨年6月のことで、その場でGM就任を打診され受諾したという。

「若手を育ててほしいと言われましたが、『社長、僕まだ育ってないんだけど、育ってない人間が育てるのは大丈夫ですか』」と、当初は返答したという寛平。

 司会を務めた座員の未知やすえにも「私も1回も教えてもらったことないんです」と指摘されると「それを言うな。確かに今まで育てたことはありません。弟子に来た人間もほとんど育っていません。僕も引退を考えていた、この年なんで。それでも(やってほしいと)こんだけ言ってもらえるんやったら、じゃあ頑張ってみようということで引き受けた」と振り返った。

 昨年6月以降、月に2回ほど打ち合わせを重ね、109人の座員ひとりひとりの頑張っている姿を視察するなど「ほんま、やりますよ!」と育成モードは全開。「必ず大スターを作ります。僕のギャグを若手にあげます。いらんって言うかも分らんけど」とギャグの禅譲も明言した。

 新喜劇の座長のひとり、すっちーは「寛平師匠は僕が小っちゃいころから活躍されているレジェンドですから」と持ち上げたうえで「そんな方がGMになるので、ほんまに何も思っていません」と落とすと、周囲は一斉に新喜劇風におおこけ。「新喜劇という大きな船の舵取り、船長の役をやってくれる。座員全員、船酔いはする、えげつない船酔いはしますが、我々が見たことのない島に連れて行ってくれると思います」と期待を寄せると、寛平も「大きい島や」と約束した。

 すでに寛平には野望があり「109人座員がいてますが、劇場がよしもと祇園花月となんばグランド花月だけ。どうしても出れない子もいっぱいいるから劇場を作りましょう」と新喜劇専用劇場構想をぶち上げた。

 さらに「僕入れて110人ですから、今年の10月10日に、新喜劇祭りをやろうと思います」と宣言。「人気投票で(上位)30人だけ、新喜劇祭りに出られるようにする。僕が入れへんのもある。僕が入れへんだったら、もぎりをやります。全員にチャンスを与えて、今年の10月10日に新喜劇祭りをやりましょう。ファンあっての新喜劇、お笑い、吉本興業ですから」と約束した。

 今後、「GM月例会見」を実施し、そのつど新たなプロジェクトの発表や座員に関するトピックスなどをGM目線で報告していくという。

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