羽生結弦は何が凄い? 間近で体感し続けた織田信成が語る「27歳で進化し続ける姿」
プロフィギュアスケーターの織田信成が7日、自身のYouTubeチャンネルを更新。北京五輪で3連覇がかかる羽生結弦選手の凄(すご)さについて熱く解説した。
北京五輪では「佇まいを見て」と力説
プロフィギュアスケーターの織田信成が7日、自身のYouTubeチャンネルを更新。北京五輪で3連覇がかかる羽生結弦選手の凄(すご)さについて熱く解説した。
8日にショートプログラム(SP)に挑む羽生について、現役時代から間近で見続けてきた織田は「全部凄い」としつつ、「現役時代一緒に滑ったり、アイスショーでも一緒にやっていて、彼の技術的な凄さと、人としての凄いところを僕なりの視点で解説できればと思います」と続けた。
初めて見たのは2009、10年あたりだという。「ジュニアで出てきたときに初めて見た。この子すごく上手だと思ったのが、体の柔軟性。男子であれだけ柔軟性を出せる選手が、さらにスピードを出しながら美しく跳んで回ることができる。2つがあることでスピンとジャンプで確実に点数が取れる」。
さらには「ステップについては左右の足のバランスが凄くいい。曲を感じて滑る。音を感じながら滑ることができる。この3つのポイントがジュニア時代からすごかった」と振り返る。
あれから10年以上が経過。「今の羽生選手でいうと、27歳でまだそこが進化している。4回転ジャンプはどんどん力強く、表現もどんどん美しく。今もなお進化し続けているところが凄いところ」と驚きを隠さない。
北京五輪では、羽生の佇まいを見てほしいと力説。「美しさ、神々しさ、僕も一緒にやってるから負けないようにとか頑張るんだけど、あのオーラは元々持っているものが違うなと正直感じる」と脱帽。本番では「雰囲気だけでも楽しんでもらえたらいい。羽生結弦にしか出来ない表現、感性を感じてもらえたら」とファンへと呼びかけた。
一方で技術面意外での凄さとしては、「探求心というかスケートに対して真摯に向き合い、こんなにもスケートのことしか考えてない人はいないじゃないかと。色々なことを犠牲にしてやってるけど、うまくなるならそれでいいと。そういう気持ちの部分が本当に凄い人なんだなと」と評した。