Z世代の8割以上が就活にTikTok活用 企業アカウントから職場環境をリサーチ
企業に向けたYouTubeなどの動画マーケティングサービスを行う株式会社Suneightが、スマートフォン向けショートビデオプラットフォーム「TikTok」を使用している2023年卒の就活生100人を対象に、「Z世代の就活生のTikTok活用実態」に関する調査を実施。TikTokユーザーの就活生の8割以上が、TikTokで企業の動画を見ていることが明らかとなった。
TikTokを使用しており、就活をしている23年卒の学生100人を対象に調査
企業に向けたYouTubeなどの動画マーケティングサービスを行う株式会社Suneightが、スマートフォン向けショートビデオプラットフォーム「TikTok」を使用している2023年卒の就活生100人を対象に、「Z世代の就活生のTikTok活用実態」に関する調査を実施。TikTokユーザーの就活生の8割以上が、TikTokで企業の動画を見ていることが明らかとなった。
調査は2022年1月20日~22日の期間、TikTokを使用しており、就活をしている23年卒の学生100人を対象にインターネットで実施。「普段TikTokをどのくらい見るか」という質問では、35.0%が「1日1時間未満」、29.0%が「1日1時間以上」と回答、1日に3時間を超えるユーザーも18.0%いた。「TikTokで企業の動画を見たことがあるか」という質問では、「はい」が81.0%、「いいえ」が19.0%という割合に。「はい」と回答したうちの80.2%が「企業のTikTokの動画がきっかけでその企業に興味を持ったことがある」と回答した。
「企業に興味を持った理由」では、「企業イメージが掴めたため」「企業の世界観が掴めたため」「簡潔に企業の魅力がわかったため」などが上位に並んだほか、「自分が抱いていたイメージが変わったから(21歳)」「アプリが好きだから(25歳)」「楽しそうな社風が見られたから(21歳)」などの声が上がった。また、「企業に興味を持った」と回答したうちの66.2%は実際にその企業にエントリーしていることも分かった。
「お気に入りの企業のTikTokのアカウントがあったら、フォローして動画を視聴したいと思うか」という質問では、「非常に思う」が46.0%、「やや思う」が40.0%という結果に。「企業のTikTokでフォローしたいと思うコンテンツ」については「社員のコミュニケーションの様子」「実際の仕事の様子」「経営者・役員の情報発信」などの回答が上位を占めた。
調査元の株式会社Suneightでは今回の調査結果を受け、「若者にとって身近なTikTokが、就職活動にも多大な影響を与えていることが判明しました。最近では、就職したいと思う企業のリサーチ方法として、SNSでの企業検索が増えており、就活生を意識したSNS運用を実施している企業も増えてきました」と分析。「現代の就活生にとって、毎日目にするTikTokを活用したマーケティングは有効であり、企業情報や職場環境、働く人のリアルを伝えることで、優秀なZ世代人材を確保することに繋がります」と結んでいる。