國村隼、海外の監督作品に出演する面白みを語る「映画というのは1つの共通言語」

俳優の國村隼が4日、都内で行われた映画「再会の奈良」公開記念舞台あいさつに、共演の永瀬正敏、秋山真太郎とともに登壇した。

舞台あいさつに登壇した國村隼【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した國村隼【写真:ENCOUNT編集部】

映画「再会の奈良」公開記念舞台あいさつ

 俳優の國村隼が4日、都内で行われた映画「再会の奈良」公開記念舞台あいさつに、共演の永瀬正敏、秋山真太郎とともに登壇した。

 本作は、“今と未来、奈良と世界を繋ぐ”映画製作プロジェクト「NARAtive2020」から生まれた日中合作映画。日本に帰した中国残留孤児の養女・麗華からの連絡が途絶え、それを心配した陳ばあちゃん(ウー・イエンシュー)が、孫娘のような存在のシャオザー(イン・ズー)を頼って単身、中国から奈良にやってきた。麗華を捜し始めた2人と、元警察官という理由で麗華捜しの手伝いを申し出た吉澤一雄(國村)が、言葉の壁を越えた心温まる旅を繰り広げる姿を描く。

 中国出身のポンフェイ監督からのオファーが来た際の心境を尋ねられた國村は「『一緒にやろうよ』と言っていただけたことはうれしいことで、しかもポンフェイ監督はすごく若い人なんですけど、とっても優しいいい雰囲気を持った人で、お話もすごく優しいですよね。残留孤児という固い話を、ご自身の母親に思いであったり、いろんな情感に移し替えた作り方ができる人で、この人だったら面白いものが作れるなと思って、お受けしました」と語り、そんなポンフェイ監督がとあるシーンで出演しているそうで「(見るまで)全然知らなかったです。あとで聞いてびっくりしました」と目を丸くした。

 また、「コクソン」「MINAMATA」など海外作品にも多く出演している國村は、海外の監督と仕事をする上での面白みを聞かれると「毎回思うんですけど、やっぱり映画というのは1つの共通言語じゃないですけど、言葉の壁とか、文化の壁とか、いろんなものがあるにもかかわらず、映画の現場というのは1つなんだなって感じます」と吐露し、海外の監督が日本を撮るという点については「今回もそうですけど、残留孤児という1つ問題を中国の人が見たときに、こういう風に感じ、こういうストーリーが描け、映画を作るのかって思いますね。(日本人とは)違う角度から、反対側からいろんなものを見ているなって思いますね」語った。

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