歌手の西川貴教が1日、「AnimeJapan（アニメジャパン） 2022」の公式アンバサダーに就任したことが分かった。西川は都内で行われた記者会見に登壇し、アンバサダーとしての意気込みとアニメ愛を存分に語った。

　2年連続でのアンバサダー就任となった西川は「とにかく、皆さんも期待していただいていいんじゃないかと思います。安心で安全な『AnimeJapan』を開催できればと思っています」とアピールした。また、「僕自身としては、しばらくはプレゼンターとして誰が来ても僕がやるぞという気持ちでやっていきたい」と、笑いを誘いつつ抱負を語った。

「AnimeJapan」は、2014年から毎年3月下旬に行われている世界最大級の総合アニメーションイベント。19年には4日間でおよそ15万人の来場者を記録したが、新型コロナウイルスの影響で20年は開催中止となり、21年はオンラインのみでの開催となった。今回は久々にリアルイベントでの実施となる。

　2022年のテーマはアフレコ時などに使われる“キュー”。9回目の開催であることと再出発の意味を込めた。イベントでは「RED」「GREEN」「BLUE」の3ステージ全42プログラムに人気声優たちが登壇。ほかにも「コスプレイヤーズワールド」などの人気企画も開催される。西川は「どういう風に時間を使ったらいいか難しいところですね」と感想を述べつつ、「私もスペシャルライブステージに参加します。一生懸命やらせていただきます」と意気込んだ。

　また西川は「僕はガンダム世代なんですが、憧れだったキャストとしても関わることができました。アニメというのは自分の人生を形成してくれたくらい大きいものだと思っています。僕が『アニメが好きだ』と言うと、以前は『にわかじゃないか』と言われることも多かったですが、今は深いところまで入れたので、安心してアンバサダーとしてやらせていただければ」とアニメ愛を語った。

　さらに、「コロナ禍にあって、文化や芸術、スポーツやエンターテインメントなどが不要不急とされ2年がたちました。関係者の方々も非常に苦しい思いをされたと思います。その中でもアニメを作る熱意や愛する思いを絶やさないように、このイベントは世界に向けての文化の懸け橋になっていると思います。そういった皆さんをこういった形で応援できればと思います」と、イベントに対する思いを熱弁した。

　同イベントは3月26日、27日に東京ビッグサイト東展示棟1～8ホールにて開催する。