【DCU】第3話で早くも衝撃の展開 視聴者ショック「鬼脚本はもう要りません」

潜水士・成合隆子は単独行動に出る
潜水士・成合隆子は単独行動に出る

なぜこのタイミングなのか…冬季五輪開幕の影響も

 それにしても第3話で早くもヒロイン死亡とは酷だ。ドラマの中の“殉職”にはどのような意味があるのか。

「不朽の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』ではマカロニ刑事(萩原健一)やジーパン刑事(松田優作)の殉職シーンが視聴者に鮮烈な印象を与えましたし、刑事シリーズの『刑事7人』や『教場』でも殉職者が登場します。殉職はドラマのマンネリ化を防ぎ、新しい展開やキャストの登場を予想させます。殉職はいい意味でも悪い意味でもリフレッシュのきっかけとなる重要な役割を持っています」(放送ライター)。

 では、なぜこのタイミングなのか。「北京2022冬季オリンピックが開幕するため次回第4話の放送は2週間後の2月13日です。日本選手がメダルを獲得すると世の中は高揚ムードに包まれテレビも五輪一色となります。世の中の関心がそちらに向かうとドラマはその影に隠れてしまうおそれがある。第3話が“鬼脚本”になったのはここでヒロインの殉職という強烈なインパクトを残すことで視聴者の関心をつなぎ止める効果を狙ったのでしょう。第3話が異例の15分拡大スペシャルとなったのもそのためです」(同)

 留意すべきは「DCU」がイスラエルのプロダクション「ケシェット・インターナショナル」とカナダの「ファセット4メディア」との共同制作であること。「DCU」については日本国内だけではなく海外展開も視野に入れている。両社の幹部がエグゼクティブプロデューサーとして名を連ねていることから、両社は同作のストーリーに強い影響を与えていると考えられる。遠慮なく次から次へと衝撃を与える要素をぶちこんでくるハリウッドスタイルのアクション劇として見れば、隆子の殉職はほんの序の口に過ぎないのかもしれない。

次のページへ (3/3) 【動画】2月13日放送の「DCU」第4話の予告動画
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