【DCU】第3話で早くも衝撃の展開 視聴者ショック「鬼脚本はもう要りません」
俳優・阿部寛主演のTBS系日曜劇場「DCU~手錠を持ったダイバー~」(毎週日曜、午後9時)の第3話が30日に15分拡大スペシャルとして放送された。水中事件・事故の捜査を行う海上保安庁の新組織「DCU(Deep Crime Unit=潜水特殊捜査隊)」に所属するダイバー捜査官の活躍を描くウォーターミステリー。この日はあまりに悲劇的な結末に日本中の視聴者が強いショックを受けた。
無断単独行動に冷めた声も「隊長が何度も止めたのに」「自業自得」
俳優・阿部寛主演のTBS系日曜劇場「DCU~手錠を持ったダイバー~」(毎週日曜、午後9時)の第3話が30日に15分拡大スペシャルとして放送された。水中事件・事故の捜査を行う海上保安庁の新組織「DCU(Deep Crime Unit=潜水特殊捜査隊)」に所属するダイバー捜査官の活躍を描くウォーターミステリー。この日はあまりに悲劇的な結末に日本中の視聴者が強いショックを受けた。
(以下、ドラマの内容に関する記述があります)
第3話は女優・中村アンが演じる潜水士・成合隆子のミスにより、日本の治安を脅かすテロ組織メンバーのロドリゴ・サンチェス(フェルナンデス直行)が失踪してしまう。サンチェスを逃がしたことで新名(阿部)は上官から厳しく叱責される。さらに、この件が原因でロシア高官の来日が見送られることになり隆子は重い責任を感じていた。
新名はミスを重ねた隆子を「捜査から外す」と命じるが、犯したミスを取り戻したい隆子はこれに背き、海路で国外逃亡を図るサンチェスを追う。船舶「ポーナム28」を単独操縦しやっとのことで追いつくが、船内のサンチェスは何者かに背中を刺されて死亡しており、隆子の身にも危険が迫っていた……。現場海域に急行した隊員の瀬能(横浜流星)がサンチェスの船に乗り移ると、そこには隆子の変わり果てた遺体が(劇中では直接の描写はない)。号泣する瀬能の悲痛な叫びが視聴者の涙を誘った。
第3話で早くもヒロインが殺害されるという衝撃的な展開にツイッターでは「DCU」が1位、「隆子さん」が10位にトレンド入りするなど大きな話題に。殉職した隆子の思いを知ったDCUの隊員が涙するシーンでは「つらすぎる!」「涙が止まらない」などの声が多数上がった。すでに第1話では隆子の兄でかつて新名とバディを組んでいた海上保安庁のダイバー・成合淳(吉川晃司)が不慮の爆発に巻き込まれて殉職するというシーンが登場している。
隆子の処分をめぐって新名が「あいつは俺たちの希望だ!」と叫ぶシーンがあったが、その「希望」である紅一点の隆子が犠牲になり、しかも開始わずか3話で兄と妹がそろって殉職するという重い展開。視聴者からは「衝撃展開に唖然(あぜん)」「まさか隆子さんが殉職するとは。瀬能×隆子は見れないのね」「奇跡を願ったものの成合隆子死す」「第3話にして…ショック過ぎ」などの声があふれた。
思い出されるのは同じく日曜劇場枠で昨年7月期に放送された「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の第10話。MERチーフドクターの喜多見幸太(鈴木亮平)の最愛の妹・涼香(佐藤栞里)が爆破テロ犯の卑劣なわなにより命を落とす“鬼脚本”が視聴者の激怒を呼ぶという異例の事態となった。テロリスト、兄と妹、悲劇的結末というストーリーの構成に共通点があるためか、今回もネットでは「MERの佐藤栞里といいDCUの中村アンといい死なせないでよ」「まだ3話だよ。瀬能くんと隆子さんで見たかったのに…鬼脚本すぎる」「3話で亡くなるのは早過ぎない?MER以上の鬼脚本だろ」「まじで容赦ない鬼脚本だったな」「お兄ちゃんも殉職で、妹も任務がらみの死なんて親御さんかわいそう」「日曜劇場の鬼脚本はもう要りません」「泣かせるために主要キャスト殺さないで」「日曜劇場、人気キャラを殺せば良いと思ってる。許さんぞ」など怒りの声が渦巻いている。
その一方で、ミスを挽回しようと焦る隆子の単独行動に疑問符を付ける声も目立つ。隆子の所属は「海上保安庁警備救難部潜水特殊捜査隊」。しかし、隆子は瀬能の携帯電話に送った留守録で「11月23日16時25分、これは私、成合隆子の退職届けです。私はこの時をもってDCU隊員を辞任します。私はこれより他国の領海を越えますが、この行為は一市民である私の独断でありDCUとは一切関係のない私個人の責任において行います」と通告している。海上保安庁を退職して一市民となったうえでの行動ならばそれは果たして“殉職”と言えるのか、という議論も出そうだ。
新名の再三の命令にもかかわらずテロリストが操縦する船舶に武器も持たずたった1人で乗り込むという無謀な行動を起こした隆子。視聴者からは「最後けっこう暴走したから、殉職やむ無しかな」「単独行動ハラハラし過ぎて疲れちゃった」「一市民で何ができる?ただの自己満じゃないか」「単独行動、暴走するのが悪い。何度も隊長が止めたのに…」「単独行動で大暴走した挙句殺されるの自業自得過ぎて同情できない」「言葉は悪いけど無駄死にですよ、こんなの」などといった冷めた声も目立った。