「TITANE/チタン」日本公開が4月1日に決定 カンヌ国際映画祭“最高賞”パルムドール受賞作
2021年度開催、第74回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いたジュリア・デュクルノー監督の「TITANE」(原題)が、邦題「TITANE/チタン」として、4月1日より新宿バルト9ほか全国で公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルも解禁となった。
エドガー・ライト監督、ポール・トーマス・アンダーソン監督も絶賛
2021年度開催、第74回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いたジュリア・デュクルノー監督の「TITANE」(原題)が、邦題「TITANE/チタン」として、4月1日より新宿バルト9ほか全国で公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルも解禁となった。
18年「万引き家族」、19年「パラサイト 半地下の家族」、20年【開催中止】――そして再開した21年、カンヌ国際映画祭が頂点に選んだのは、突然変異の如く現れた“怪物”だった。その衝撃にカンヌをどよめかせた圧倒的怪作が4月1日、ついに日本でもその全貌を明かす。
監督は、鮮烈なるデビュー作「RAW~少女のめざめ~」(16年)で、世界にその名を知らしめたジュリア・デュクルノー。長編2作目にしてカンヌの最高賞を奪取するという偉業を成しとげた。その勢いはとどまることを知らず、本作は世界各国84ノミネート22受賞と映画祭・映画賞を席巻中だ(1月28日時点)。作品を見たエドガー・ライト監督は「完全に独創的。脳がブッ飛んだ」と語り、さらにポール・トーマス・アンダーソン監督も「警告する、心して見よ。身を任せて見た先に素晴らしい映画体験が待っていた」と混乱、驚がくを超えて大絶賛評を送った。
さらに、髪をかきあげチタンの埋め込まれた頭をあらわにして振り向くアレクシアが、見る者の目をとらえて離さないビビッドなポスターも解禁。チタンがどんな運命をアレクシアとヴィンセントにもたらすのか、本編への期待が高まる。
○あらすじ
幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来「車」に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。ついに自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴィンセントと出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は独りで生きる彼の保護を受けながら、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの体にある重大な秘密を抱えていた──。