転売チケットの座席を特定し無効に 吉沢亮&北村匠海出演舞台で世田谷の劇場が厳正対処

東京・世田谷区の劇場「世田谷パブリックシアター」が27日、同劇場で28日から上演される舞台「マーキュリー・ファー」について、転売が確認されたチケットを無効とすると公式サイトや公式ツイッターで発表した。

吉沢亮(左)と北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】
吉沢亮(左)と北村匠海【写真:ENCOUNT編集部】

チケットリセールシステムの利用を推進

 東京・世田谷区の劇場「世田谷パブリックシアター」が27日、同劇場で28日から上演される舞台「マーキュリー・ファー」について、転売が確認されたチケットを無効とすると公式サイトや公式ツイッターで発表した。

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「マーキュリー・ファー Mercury Fur」はイギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、日本では15年に白井晃の演出によりシアタートラムで初めて上演した作品。7年ぶりの再演となる今回は、過酷な状況下で生きる兄弟役に、吉沢亮と北村匠海が挑むことで話題を呼んでいた。

 劇場の公式サイトには「『マーキュリー・ファー』転売行為が確認されたチケットの無効化について(1月27日現在)」が掲載され、「2019年6月14日に『特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律(通称:チケット不正転売禁止法)』が施行されました。当劇場では、同法及び世田谷パブリックシアター全ての会員制度における会員規約、利用規約に基づき、転売行為が確認されたチケットについて下記の通り対応をしてまいります」とつづられた。

 転売が確認されて無効となり、「ご入場をお断りいたします」とされたチケットは、全部で60件。さらに、転売を疑われるチケットを持つ人には、入場時に本人が購入したことを証明するものの提示、および身分証明書などによる本人確認が必要になる可能性があると説明。「転売行為及び転売チケットの購入に伴うお客様同士のトラブルについて、当劇場は一切の責任を負いませんのでご了承ください」としている。

 劇場は「ご購入者様ご本人の来場が難しい場合、公式チケットトレードリセール『チケトレ』にて対応いたします。公式リセール以外の転売は認められませんのでご了承ください」と、やむを得ずチケットの売買をする際は公式で採用されているチケットリセールシステムを利用するよう呼びかけている。

 世田谷パブリックシアターは1997年4月に開場し、小劇場・シアタートラムや稽古場など舞台作品の創造に必要なスペースを併設する複合施設。02年からは、狂言師・野村萬斎が芸術監督を務めている。

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