壇れい、水谷豊監督「太陽とボレロ」で映画初主演 「飛び上がるほど嬉しかったです」

女優の壇れいが、俳優の水谷豊が監督を務める「太陽とボレロ」(6月公開)の主演を務めることが26日、分かった。主人公・花村理子役を演じる。壇は映画初主演。

映画初主演の檀れい【写真:(C)2022「太陽とボレロ」製作委員会】
映画初主演の檀れい【写真:(C)2022「太陽とボレロ」製作委員会】

水谷豊が語ったオファーの理由は?

 女優の壇れいが、俳優の水谷豊が監督を務める「太陽とボレロ」(6月公開)の主演を務めることが26日、分かった。主人公・花村理子役を演じる。壇は映画初主演。

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 水谷豊の監督作品第3弾となる本作は、“クラシックのオーケストラ”を題材に音楽を愛する普通の人々の人間模様を洒脱なエンターテインメント作品として作り上げている。

 ある地方都市のアマチュア交響楽団が舞台。主宰者である主人公の花村理子は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし、楽団の経営は苦しく必死に奔走する理子だったが、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる、というストーリーだ。

 壇は宝塚歌劇団所属時には月組・星組それぞれでトップ娘役に抜擢され、数多くの舞台で活躍してきた。退団後、2006年には映画「武士の一分」でヒロインを務め数々の映画賞を受賞。その後も「母べえ」(08)、「感染列島」(09)、「劇場版 奥様は取り扱い注意」(21)など様々な作品に出演し、圧倒的な存在感を放ってきたが、この度、満を持して映画初主演を飾る。

 本作で檀が演じるのは、音大を出たものの音楽の道をあきらめ、家業を継ぎ、地元で楽団を主宰し「音楽に触れ、愛しつづけてきた」女性・花村理子。楽団の主宰者として解散の危機に奔走する等身大の女性を時にシリアスに、時にユーモラスに演じ上げる。

 そして、本作への出演にあたり檀は、「水谷豊さんの監督作品ということで、お話をいただいたときは、本当に飛び上がるほど嬉しかったです。花村理子という女性は、弥生交響楽団存続のために奔走する女性、親から受け継いだ家業も抱えています。とにかく色々なことを一人で背負って頑張ってしまう理子さんに共感しましたし、自分のことよりも周りのことを考えて行動している女性だと思いました」とコメント。

 監督を務める水谷は、「檀れいさんのお名前が閃いたのは、脚本を書き進めていた時でした。まだ、キャスティングは一切考えていなかったのですが、途中のあるシーンで、ふと彼女の顔が浮かんだのです。撮影していく中で、イメージ通りであることはもちろん、ご自身の中に華やかさを持っている方だと改めて感じました。つらいシーンの時も、楽しいシーンの時も、その華やかさを映画に加えてくださり、『太陽とボレロ』という作品が、より豊かなエンターテインメントになったと感じています」とコメント。互いへの熱い信頼を語った。

次のページへ (2/2) 【写真】映画初主演・壇れいが出演する、水谷豊監督の「太陽とボレロ」メイキングカット
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