ワクチン3回目接種、7割が「接種したい」と回答 消極的意見少ない結果に

再び全国的に感染が広がりつつあり、国や各自治体が警戒を強めている中、人々は新型コロナウイルスやワクチンについてどのように感じているのか。マーケティングリサーチ事業を行う株式会社クロス・マーケティングが、全国の20代~60代の男女を対象に「新型コロナウイルスワクチンに関する調査(第5回)」を実施。「2回目接種済み」「3回目接種の意向がある」という回答が全体の7割を占めた。

ワクチンの接種状況と今後の接種意向についてのアンケート結果が発表された【写真:株式会社クロス・マーケティング提供】
ワクチンの接種状況と今後の接種意向についてのアンケート結果が発表された【写真:株式会社クロス・マーケティング提供】

全国の20代~60代の男女1100人を対象にワクチンに関する調査を実施

 再び全国的に感染が広がりつつあり、国や各自治体が警戒を強めている中、人々は新型コロナウイルスやワクチンについてどのように感じているのか。マーケティングリサーチ事業を行う株式会社クロス・マーケティングが、全国の20代~60代の男女を対象に「新型コロナウイルスワクチンに関する調査(第5回)」を実施。「2回目接種済み」「3回目接種の意向がある」という回答が全体の7割を占めた。

 クロス・マーケティングの調査は2022年1月14日~16日の期間、全国47都道府県の20~69歳の男女を対象に実施。1100サンプルの有効回答を得た。なお、調査結果は端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。

 ワクチンの接種状況と今後の接種意向では、「2回接種済みで3回目接種意向あり」が7割弱となった一方、「2回接種済みだが、3回目接種意向なし」は1割程度に留まった。年代が上がるにつれ3回目接種の意向は高くなり、20代でも約6割、60代では8割を超えた。

 ワクチン接種に対しては、「より多くの人に接種してほしい」「なるべく早く3回目を接種したい」という声が4割弱を占め、他にも「重症化リスクの高い人や医療従事者に早く3回目接種してほしい」といった意見が上位にあがるなど、ワクチン接種に対して消極的な意見は少ない結果となった。

 新型コロナ感染者の増加に対しては、「経済状況が悪化しないか心配」や「医療従事者の感染者・濃厚接触者が増えて人手が足らなくなりそうで心配」、「重症者が増えて医療体制がひっ迫しないか心配」といった意見が上位を占めた。他には「濃厚接触者となった際に隔離期間が長いので、周りに迷惑をかけないか心配」、「インフラ関連従事者の感染者・濃厚接触者が増えて人手が足らなくなりそうで心配」といった意見や、旅行や大人数での集まり、食事会や飲み会に行きにくくなることを危惧する意見もあがった。

 また、国や自治体に対しては「ワクチンの3回目接種を早く推進してほしい」「オミクロン株の分析をもっと進めて情報発信してほしい」といった要望が上位にあがっている。

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