横浜流星、覚悟持って「銀髪に染めました」 原作リスペクト精神に監督は「頑固者」
俳優の横浜流星が19日、都内で行われた主演映画「嘘喰い」(2月11日公開)のジャパンプレミアに出席した。
「ハーモニカを吹く」ことに横浜と監督はじっくりと話し合い
俳優の横浜流星が19日、都内で行われた主演映画「嘘喰い」(2月11日公開)のジャパンプレミアに出席した。
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本作は、2006年から17年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された、迫稔雄氏による人気漫画が原作。“嘘喰い”という異名で呼ばれる天才ギャンブラー・斑目貘(まだらめ・ばく)が、日本の政財界そして裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部「賭郎」で、なんでもありの超危険なデスゲームに挑む姿を描く。
主人公・貘役に抜てきされた横浜は「迫先生が生み出した大事な原作をリスペクトして、そして、やるからには超えなければいけないので、そこの責任感はすごくあった」といい、「その中でトレードマークの銀髪をどうしようと思っていて、カツラという案があったのですが、実際に銀髪に染めました。まず1つの覚悟を持つことから始めた。天才ギャンブラーの役なので、ギャンブルの所作もそうですが、それよりも内面を大事にしたかった。絶対的な自信もっている男なのでまず自信を持って、あと知れば知るほど人間らしさがあるので、人間らしさを意識して貘として生きました」と役作りを振り返った。
原作では、勝利を確信した貘はカリカリ梅を食べるという設定があるが、映画ではカリカリ梅のほか“ハーモニカを吹く”というシーンもあった。しかし、横浜が「貘の持ち物はカリカリ梅だけ。絶対吹きません」と中田秀夫監督に異議を唱えたという。中田監督は「いい意味ですが、近年まれにみる頑固者。でも(最終的には)彼が正しかった」と感謝。横浜も「原作リスペクトなので、カリカリ梅が1番大事。ここにハーモニカが入ってくるとカリカリ梅の強さがなくなってしまう。でも監督の言うことも分かるので、監督と結構話しましたね。でもそこで話し合えてよかったですし、お互いの方向確認ができた」と充実感をにじませた。
貘と対峙(たいじ)する、賭郎会員・佐田国一輝(さくだに・いっき)は三浦翔平が演じた。佐田国は悪役だが、「佐田国の中になぜそうなったのか根っこの部分がある。悪よりも目的を意識して演じていましたね」と語った。貘との対決シーンは「都度、原作リスペクトの気持ちを持って、原作の世界観と監督が求める世界観を落とし込めるよう(横浜と)2人で相談した」と回想。横浜も「アドリブというより現場にあった原作を読んで、台本になかった原作のシーンを加えていきました」と原作に忠実な姿勢をみせた。
ジャパンプレミアにはそのほか、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、も登壇した。