女優の恒松祐里が、インターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」の都市伝説が題材の映画「きさらぎ駅」（2022年初夏公開予定）の主演を務めることが分かった。恒松は映画初主演となる。

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　同映画は04年に1月8日に行方不明になったハンドルネーム“はすみ”という女性が、匿名掲示板に、実際に書き込んだ内容を元に制作された作品。恒松は「きさらぎ駅」の謎に迫る大学生、堤春奈役を演じる。

　異世界駅にたどり着いた体験談をインターネット掲示板「2ちゃんねる」にリアルタイム実況し、消息不明となった“はすみ”。その書き込みをきっかけに、心配する書き込みは後をたたず、さまざまな考察も行われ、現代版「神隠し」と言われ、人々の心をとりこにしてきた。

　その後、ツイッターやYouTubeでも「きさらぎ駅」に関する投稿が相次ぎトレンド入りを果たし、やがては台湾・香港など海外でも話題に。昨年も、アニメ、漫画など「きさらぎ駅」を舞台にした物語が登場し、再度、SNSでのトレンド入りとなり、10数年の時を経ても根強い人気を誇っている。

　主演の恒松は「本作ではお客さまを驚かせるための仕掛けがたくさん用意されています！　カメラマンさん音声さん俳優部みんなで息を合わせないと撮れないシーンが多く、今まで経験したことが無いくらいの一体感で撮影をしていました。ホラー映画が大好きな方も、いつもは怖くて見られない方にも楽しんでいただける作品になっていると思います！」とコメントを寄せた。