堤真一、初声優に苦戦「2度とやりたくないくらい難しい」 オファー受諾の条件とは?
俳優の堤真一が17日、都内で行われたアニメーション映画「鹿の王 ユナと約束の旅」(2月4日公開)の完成披露試写会に出席。本作で声優初挑戦となった堤は「2度とやりたくないくらい僕には難しかった」と苦労を語った。
安藤雅司監督「どのテイクをとってもいいと思った」と絶賛
俳優の堤真一が17日、都内で行われたアニメーション映画「鹿の王 ユナと約束の旅」(2月4日公開)の完成披露試写会に出席。本作で声優初挑戦となった堤は「2度とやりたくないくらい僕には難しかった」と苦労を語った。
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シリーズ累計250万部を突破した上橋菜穂子氏の小説を原作とする本作は、強大な帝国が支配する世界を舞台に、謎の病から生き延びて旅を続ける血のつながらない父子と、治療法を探して奔走する医師の姿を描く。堤は主人公の孤独な戦士・ヴァン役を演じた。
原作のファンだったという堤は声優のオファーに「うれしかったのですが、アテレコの経験がなかったので、もしやるなら何回NGを出してもいい環境でやらせてくださいとお願いした。知り合いの落合福嗣くんが声優やっているのでいかに難しいか知っていた。落合くんは簡単だと言うんですが、僕には声優は無理だと思って。あまりにもご迷惑かけるならお断りしたらいいかなと考えていた」と自信なく参加したという。
初めての声優業について本人は「2度とやりたくないくらい僕には難しかった」と話したが、メガホンをとった安藤雅司監督は「とんでもないですよ。どのテイクをとってもいいと思った。謙虚に取り組んでくださった」と称賛すると、堤は「救われます! 本当に」と安堵の表情を浮かべた。
声優経験はあるものの、アニメ声優に初挑戦となった竹内涼真は、謎の病の治療法を探す医師ホッサルを演じた。「アニメの声は無縁だと思っていたので自分でいいのかと」と不安だったが、「あの美しいビジュアルから聞きたい声はなんだろうとか、キャラクターの人となりを考えて現場に入った。相手役してくれた声優さんがものすごくて、求めていることを一発で出しているのをみてものすごく悔しかった。何テイクも重ねた」といい、「結果、すごくホッサルと共鳴できて楽しかった」と笑顔で振り返った。
イベントにはそのほか、病の抗体を持つ者を追う暗殺者サエを演じた杏らも参加した。