小宮孝泰、“老いらくの恋”テーマの主演映画でアドリブ連発 「これでウケないと寂しい」
俳優の小宮孝泰が16日、都内で行われた映画「桃源郷的娘」(21日公開)公開直前トークイベントに登場した。イベントでは川越ゆい、永里健太朗、太田慶監督も登壇。撮影秘話などが語られた。
川端康成の小説「眠れる美女」がモチーフの異色作
俳優の小宮孝泰が16日、都内で行われた映画「桃源郷的娘」(21日公開)公開直前トークイベントに登場した。イベントでは川越ゆい、永里健太朗、太田慶監督も登壇。撮影秘話などが語られた。
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老浮浪者の江崎役を演じた小宮は「多分、4年くらい前になるんで、コロナもあって公開ができるか微妙だったんですが、監督のしぶとい努力のおかげですね。忘れかけてました」と笑いを誘い、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で北海道知事賞をもらったんですよね。知事はよいと思ったんですかね。まずはトークイベントができたことがうれしく思います」と笑顔を見せた。
同作は川端康成の小説「眠れる美女」をモチーフに、アナーキー老人の爆走する性と妄想力を描いたコメディー。男性機能を失った老浮浪者の江崎宗助(小宮)が若い娘に恋をする。生涯の恋をかなえるために江崎は突拍子もないアイデアを思いつく。
老人の葛藤を描く本作。MCから「最初に脚本を読んでどう思いましたか?」という質問に小宮は「この話題はお恥ずかしいし、私自身も下ネタが得意ではないんですよね」と切り出しつつ、「私事ですが、10年以上前に妻を亡くしているんですけど、その後にこれに似たような経験もあったんです。身に染みて、そういう実感がありました。哀愁といえば私ですからね。あとは、関係性とかが面白いと思いましたね」と答えた。
撮影ではアドリブを連発したという小宮。「一人芝居みたいなことをギャグでやっていたので、これでウケないと寂しい。舞台でウケないのは別にいいんですけど、映像は撮っちゃったんで。笑ってもらわないと困ります。面白いと思ったら声に出して笑ってください。よろしくお願いします」と頭を下げた。