22日の格闘技イベント「KNOCK OUT 2022 vol.1」（東京・後楽園ホール）で喜多村美紀と初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座決定戦で対戦するぱんちゃん璃奈が、新年の抱負を語った。昨年はRIZINに初参戦するなど、知名度も一気に上がる飛躍の1年になった。勢いづく女子キックの元気印は2022年、どんな闘いを披露するのか。

──2021年は本当にいろんなことがありましたが、ご自身ではどんな1年だと感じていますか？

ぱんちゃん「自分の期待以上の年でした。デビューしたときもベルトを取ったときもそうだったんですけど、まさか自分がそこまでいくとは毎年思ってなくて、自分の予想を超えるところまでいっているので、ビックリしています。もちろん試合内容では悔しいところもあるんですけど、毎年、『今年は負けちゃうだろうな』という気持ちはさすがにちょっとあって、強い選手にも挑戦しているので、そこでまだしっかり勝てているということ、ベルトが持てているということは、自分の予想以上ですね」

──RIZIN出場やメディア出演などもあって、知名度も飛躍的に上がりました。

「そうですね。毎年『今年がピーク』って言ってるんですけど（笑）、それを毎年更新して強くもなれて、勝ち星も挙げられて、いろんなお仕事もさせていただいて……と、すごく幸せです。1年1年、どんどん挑戦して頑張れているということを、客観的に見てビックリしています」

──年末年始は休めましたか。

「大みそかと元日は休みました。普段は週1日の休みが2日になったというぐらいで、全然変わらないですね（笑）。そもそも、みんなに言われるんですけど、私は追い込みの時期も通常も練習量は変わらないので、『試合前だな』って感じるのは減量してることぐらいなんですよ。それ以外は特に変わらないです」

──2022年一発目の試合です。

「最近は、計量の日にならないと試合前という気持ちになれないんですよ。計量の時に相手の顔を見て『よし、明日は頑張ろう！』と思って気合を入れる感じなので、この時期はいつも通りに練習しているというだけですね」

──相手の対策はしていますか。

「はい。対戦相手の映像を鈴木（秀明）会長とかと一緒に見て、会長に考えてもらった対策をもとに、相手を想定した練習はしています。でもプライベートのときとかは、試合とか相手のことを考えたりはないですね」

──試合前になると相手のことを考え続けて夢にまで出てくるという選手もいます。

「昔は考えることもありましたけど、夢に見たことは1回もないです（笑）。ベルトを取ってからは、自分が楽しんで試合をすること、自信を持ってリングに上がること、どれだけ自分の技が出せるかということが大事で、相手のことがあんまり気にならなくなりました」

──そうなんですね。

「もちろん相手がいてこその試合なんですけど、自分がよければいい試合をすることができると思ってるし、逆に自分のパフォーマンスが悪かったら全然ダメな試合になると思ってるんです。相手よりは自分次第だと思っているので、相手のことはそんなに考えてないんですよ」