長澤まさみ、シリーズ最高傑作の声にノーリアクション? 小日向文世は「僕の代表作になる」

長澤まさみ主演の映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」(田中亮監督)の完成披露試写会が10日、東京・後楽園のTOKYO DOME CITY HALLで行われ、長澤、東出昌大、小手伸也、小日向文世、松重豊、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、角野卓造、江口洋介、田中亮監督が勢ぞろいした。

主演の長澤まさみ【写真:ENCOUNT編集部】
主演の長澤まさみ【写真:ENCOUNT編集部】

「コンフィデンスマンJP 英雄編」完成披露試写会に登壇

 長澤まさみ主演の映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」(田中亮監督)の完成披露試写会が10日、東京・後楽園のTOKYO DOME CITY HALLで行われ、長澤、東出昌大、小手伸也、小日向文世、松重豊、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花、角野卓造、江口洋介、田中亮監督が勢ぞろいした。

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 本作は、ヒット作を手掛けた脚本家・古沢良太により書き下ろされた人気ドラマの映画化第3弾。欲望にまみれた人間から大金をだまし取るコンフィデンスマン(=信用詐欺師)たちは街全体が“世界遺産”に登録されている地中海の島・マルタの首都ヴァレッタで、だまし合いバトルを繰り広げる痛快エンターテインメント・コメディーだ。

 長澤らは、紙幣を模した紙吹雪が舞う中、レッドカーペットを華々しく登壇。「やっと皆さんにお届けする日を迎えることができることがうれしいです。この作品が愛されていることを実感しています」とあいさつ。

 田中監督は「素晴らしい方々に参加していただき、自信を持ってお届けできる作品になりました。シリーズ最高傑作と言ってくれた方もいたんですが、それは小手伸也さんなので、ちょっと不安です」というと、出演者も笑い。司会から見どころを聞かれた長澤は、「マルタ島は世界遺産なので、景色がとてもきれいい。旅した気分になれる」というと、映画の宣伝隊長を務める小手は「今回の作品は、最高傑作だと思うんですけども」と猛プッシュ。

 長澤が「どういったところが最高傑作なの?」とさらにツッコミを入れると、小手は「ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人がだまし合いを繰り広げる展開は初めて。誰が一番かを決めるというのは、男の子としてもワクワクします。さらに、過去もつまびらかになるし、さらに警察の追っ手も迫ってくる。見どころづくしじゃないですか」と力説するも、出演者はノーリアクション。小手は「あなたたちは僕に振るけど、常にスルーする」とクレーム? を入れると、長澤は「全部、そうだなと思って聞き入ってしまった」とフォローした。

 百戦錬磨のリチャード役の小日向は「真面目な話、ゲストが豪華でかっこいい。だます方もだまされる方もかっこいい。今回は面白さとかっこよさがバリバリ出ている。その中でも見逃せないのがリチャードなんですよ。僕の代表作になるんじゃないかな。本当にかっこいいですから」と自信満々だった。

 一方、ゲスト陣からはこんな声も。「取り扱い説明書がほしかった。この映画、謎だらけ。ずっと知ったかぶりをしていました」(松重)、「ハードルの高い役どころだったが、和気あいあいですんなり入ることができ、変な緊張もなかった」(瀬戸)。引退した若きスペイン・マフィア、ジェラール・ゴンザレス役の城田優は全編、スペイン語と英語せりふに挑戦。「母親がスペイン人ということもあって、本当に僕のための役。スペイン語でお芝居するのは初めて。自分の新たな可能性を見た」。昨年12月に乃木坂46を卒業したばかりの生田絵梨花はゴンザレスの内縁の妻役。「撮影中は卒業後一発目のお仕事とは思わなかったのですが、結果的に、今までの殻を打ち破る役になって、幸せ。人と距離を縮めるのが苦手だったのですが、イケイケの役を演じたことで、ほかの現場でも積極的になりました」などと明かした。

 最後に長澤は「おなじみのキャラもいます。新たなメンバーとともにコンフィデンスマンらしく、最大のおサカナをめぐって、真剣勝負を繰り広げます。その3人の勇姿を目に焼き付けてくれたら。映画を楽しんでください」と締めた。

「コンフィデンスマンJP 英雄編」は14日に公開される。

次のページへ (2/2) 【写真】映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」のキャスト
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