「バレない浮気はない」梅沢富美男が指南 上手な浮気の終わらせ方「嫌われるのが一番」

芸能リポーターを卒業する井上公造氏も友人のひとりだという梅沢富美男【写真:ENCOUNT編集部】
芸能リポーターを卒業する井上公造氏も友人のひとりだという梅沢富美男【写真:ENCOUNT編集部】

「若い人には、世の中は一人で生きていけないんだよ、ということを伝えたい」

 昨春のコロナ禍の緊急事態宣言下では劇団の公演がストップ。家でふさぎ込んでいる梅沢に、娘が「女遊びでもしてこい」と言い放ったこともあった。「役者の子だから、そういう言葉でお父さんを元気づけてくれたんですよ。中には、『最低の父娘』と言う人もいたけどね」と笑う。

 今のテレビ界のあり方には思うこともある。「今はこういう下ネタも、いけませんよね。こんなことを言ったらアウトですよ、という時代になりましたよね」。最近では、徳光和夫が、お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士のYouTube番組に出演した際、「(明石家さんまが)AKBの1人や2人は妊娠させられる」とセクハラ発言し、大炎上したばかりだ。

「先日、今や老害のナンバーワンの徳光さんと仕事で一緒だったんです。『大変だったね』と言ったら、徳さんも『まいちゃったよ』って。あの発言は徳光さんらしいジョークなんだけども、AKBと具体名を出したのはまずかったな。彼女たちのファンはいい気持ちがしないよね。そこは時代に合わせなきゃ行けない部分もある。いっぽうで今じゃ、お笑いの子たちが自分の容姿のことをネタにすることすらダメになってしまった。いじられてなんぼの子を、いじってあげられなくなっちゃった。ある女性芸人は『飯の種を奪われてしまった』と嘆いていました」

 芸能リポーターを卒業する井上公造氏も友人のひとり。「卒業の理由は、自分が発表する前に、ネットニュースになっていたり、芸能人たちが個人主義で自分たちで発信しているからと言っていましたね。でも、リポーターには言葉で伝える強みがありますし、まだ必要だと思いますけどね」と残念がる。

 人気バラエティー「プレバト!」では俳句の永世名人となった梅沢には、言葉で伝えたい、という思いもある。「若い人たちには、世の中は一人で生きていけないんだよ、ということを伝えたいんだよね。僕は一人で成り上がったけども、いろんな人たちに助けられた。だから、義理人情は大事だと思っている」。

「人生70点主義」は自身のモットーだ。「生きているだけで100点満点。いつでも70点を目指して精いっぱい努力しよう」ということ。これは、10代の頃、父で大衆演劇のスター・梅沢清の教えでもあったことにも最近気づいた。

「うちの親父は『10人お客さんが来たら、3人は返しなさい。10人が10人、おまえを好きになるなんて、ありえない。お付き合いで来た人はファンにはならないから。返した3人は明日、また捕まえればいい』って言っていましたね。これって、オレが言っている70点主義と同じじゃないかって」。

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