就職活動から始めた俳優の道 クールな戦隊ヒーローは“クセが強すぎる”がハマり役に
若手スターの登竜門、スーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」でルパンブルー/宵町透真役を演じ、その後、活躍の場を広げる濱正悟(27)。岸井ゆきの&高橋一生ダブル主演のNHKよるドラ「恋せぬふたり」(10日スタート、毎週月曜・午後10時45分、全8回)では、ヒロインの同僚・カズくんでレギュラー出演。また、スパイス好きを生かして、BS日テレ「屋台メシ部、はじめました」(毎週日曜・深夜0時)もスタートする。
濱正悟インタビュー、NHK「恋せぬふたり」、BS日テレ「屋台メシ部、はじめました」
若手スターの登竜門、スーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」でルパンブルー/宵町透真役を演じ、その後、活躍の場を広げる濱正悟(27)。岸井ゆきの&高橋一生ダブル主演のNHKよるドラ「恋せぬふたり」(10日スタート、毎週月曜・午後10時45分、全8回)では、ヒロインの同僚・カズくんでレギュラー出演。また、スパイス好きを生かして、BS日テレ「屋台メシ部、はじめました」(毎週日曜・深夜0時)もスタートする。(取材・文=平辻哲也)
2つの戦隊が激突し、共通の敵と闘う、異色の「スーパー戦隊シリーズ」では、クールなルパンブルーを演じた濱。最新のプロフィールには「シュッとしてるけど性格悪い奴・犯罪者・DV男…がハマります!!」とも書かれている。
映画「酔うと化け物になる父がつらい」ではインテリでDVの彼氏、テレビ朝日「ケイジとケンジ所轄と地検の24時」では暴行事件のリーダー格、MBSドラマイズム「SEDAI WARS」女性をたぶらかすジムトレーナー、テレビ東京「100文字アイディアをドラマにした!」ではビジネスカップル……。そんなクセの強い役をやってきた。
「たまたまなんです。でも、嫌な人間の方が人間味はあるかなと思っています。どんな悪い役でも、全部が理解できない役はない。理解できる部分は必ずあります。私自身、人からよく見られたいという感情はないし、よく見られるって、逆にリスクもありますよね。芝居においてはどんな役も演じていくべきだと思うし、自分と違う役だからこそ、すごくやりがいを感じています」
「恋せぬふたり」は、他者に恋愛感情を持たない、性的にもひかれない「アロマンティック・アセクシュアル」の2人がふとしたことから同居を始め、周囲を巻き込んでいくラブではないコメディー。濱は主人公・咲子(岸井)の同僚のカズくん(松岡一)を演じる。カズくんが2人にズケズケと質問していくことで、「アロマンティック・アセクシュアル」がどんなものなのかが分かる。多くの視聴者目線に立った役どころだ。
「明るく好奇心旺盛、いろんな人にガツガツものを聞いていくタイプの人間で、悪い気はないんだけど、変なことを聞いて失礼してしまう。クセはちょっとあるかもしれないですけど、明るい役っていうのはあんまりなかったんで、そこはちょっと挑戦だなと思っています」
カズくんには共通点もある。「僕も好奇心旺盛。最近は気をつけているけれども、いろんな人に聞いてしまって、失礼しちゃったな、と思うときもありますね。何か物事にすぐ前のめりになっていく感じは、自分にはないけど、なんか分かります。ちょっと分かるなと思うところが半分あって、憧れもあります」。