尾上松也、亡き父と同じ赤胴鈴之助役に「父はあきれるんじゃないかな」
俳優の尾上松也が7日、都内で行われたドラマ「まったり!赤胴鈴之助」(テレビ大阪・BSテレ東、8日スタート)の完成披露試写&記者会見に登場した。当日は俳優の今野浩喜、女優の堀未央奈も登壇。同作の撮影エピソードなどが語られた。
「本格的なコメディー」と話す堀未央奈に「ふざけながらやってた」と尾上松也
俳優の尾上松也が7日、都内で行われたドラマ「まったり!赤胴鈴之助」(テレビ大阪・BSテレ東、8日スタート)の完成披露試写&記者会見に登場した。当日は俳優の今野浩喜、女優の堀未央奈も登壇。同作の撮影エピソードなどが語られた。
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松也は「企画の段階から、4、5年前からドラマにしたいということを話し合いながらやってきたので、撮影は行ったときは感慨深かったですね。長年の思いが結実しました。うれしかったですね」と振り返った。
本作は、半世紀以上前に子どもたちを中心に絶大な人気を博した少年剣士漫画「赤胴鈴之助」の“その後”を描いたコメディードラマ。65年前には、松也の父・松助さんが鈴之助を演じた。松也は「父親が生放送ドラマでやっていたんですよね。僕も形にしたいと思ったんでうれしかったです。話はずっと聞いていたんですが、なんの資料も残ってないんです」と話し、「少なくともウチの父親が好きで歌舞伎を始めたんで、家に受け継がれている何かもないんです。せっかく父が始めたものを僕もたまたま好きになった。共通する演目、役柄を何か作りたいとは思っていた。『赤胴鈴之助』を形にしてくれと言われたことではなく、僕が勝手にしたくて作ったところはある」と淡々と語った。
報道陣から「亡きお父様はなんとおっしゃるでしょうか」という質問があがると、「全く違うものになってますからね。出てもらいたかったですけどね。どうでしょうね。怒りはしないと思いますけど、あきれるんじゃないですかね。どう見えるか分かりませんが、やること自体は喜んでくれるんじゃないかと思いますね」と、ニヤリと笑った。
完全オリジナルストーリーの本作では鈴之助が、江戸から令和の世にタイムスリップ。しかし、現代は“悪”が思ったほどの“悪”ではないことに鈴之助は戸惑う。
鈴之助の兄弟子・竜巻雷之進を演じる今野は「松也さんで驚いたのは声の大きさなんですよ。声の大きさが面白かったですね。喫茶店で舞台みたいな声を出す。負けじと声を出すと負けちゃうんです。初めて笑って芝居ができなくなりましたね」と、撮影時のエピソードを語った。
雷之進の行きつけの居酒屋で働くヨシ子役の堀が「本格的なコメディーは初めてです。これがベースになっていくと思います」と真剣に語ると、松也は笑いながら「ふざけっぱなしで、楽しみながらやっていたんで、コメディーとも考えなかったわ」と返していた。