――過去3回と今回で気持ちの変化はありますか？

「これまでの歌唱力No.1決定戦は、いろんな48グループのファンの方に自分のパフォーマンスを見ていただけるチャンスだし、48グループ以外の楽曲を歌っている姿も応援してくださる方にお届けしたいという思いで出場していたんです。でも、前回、私が応援席にいた時に（AKB48の）小田えりなさんが『来年はステージ上で一緒に歌おうね』と言ってくださって、（舞台に出演した）SEPTの方にも『来年は決勝大会に出るんだぞ』と声をかけていただいたので、意識が少し変わりました。今回の予選はそういった言葉のおかげで頑張れましたし、何度何度も歌い込んで練習しました。決勝大会の日（1月12日）は、舞浜アンフィシアターのみなさんを楽しませるようなパフォーマンスをしたいです」

――同じ1期生の矢野帆夏さんとも、今回初めて同じ決勝大会の舞台に立ちます。

「ほのたん（矢野）は歌が大好きで、歌唱力No.1決定戦に向けて1年間ずっと努力を重ねてきて、優勝を目標に掲げています。声が素敵だし、聞かせ方の工夫も常にしていて、前回大会で応援席から見ていたとき、ほのたんのすごさが存分に伝わる場所で、本当に輝いているなと思いました」

――今村さんは坂本愛玲菜さん（HKT48）、小島愛子さん（STU48）、浅井七海さん（AKB48）、山崎亜美瑠さん（NMB48）と同じ第2組に入りました。

「あいこじ（小島）の歌はすごく素敵で、ほかのグループのメンバーさんもうまい方ばかり。第2組ということで、（歌唱順的には）少し緊張をほぐして臨める気はしますが、厳しい戦いになると思います。私は『自信があります！』と言えるタイプではないですけど（苦笑）、もともと歌でハモるのが好きで、（大会の仕掛け人であるTBSの）竹中（優介）プロデューサーに『ファイナリストLIVEはすごく楽しいよ』と言われました。ファンの方も『期待しているよ』と言ってくださっているので、自分のベストを尽くしたいです」

――2022年の目標は？

「奈々さんがSTU48を離れ、グループも6年目を迎えます。『New Wave Project』（STU48×ASH限定オーディション）で（アクターズ）スクールから新しいメンバーが入ってきてくれるので、1期生・ドラフト3期生・2期生もその子たちに刺激を受けて、グループ全体はもちろん、1人1人の意識をもっと上げて行けたらいいなと思います。個人的には、（STU48）のオーディションナンバーが22番で、『22』という数字にはこだわりがあります。2022年は22歳にもなるので、社会にも出て行く年という意味でも、自分にできることをもっと明確に見つけていきたいです」

□今村美月（いまむら・みつき）2000年2月19日、広島県出身。STU48 1期生。自分らしく、優しさと思いやりでメンバーを支える2代目キャプテン。ドラフト3期生の沖侑果と公私で仲が良く、信濃宙花が嫉妬する構図がファンに人気で、「宙花ちゃんも2期生が入って先輩になったことで私への熱が薄れているんじゃないかなと思うので、もっと尊敬してもらえるように、やきもちを焼いてもらえるように頑張ります（笑）」とさらなる“魅了宣言”。