岡田奈々の背中から学んだコト STU48キャプテン今村美月が挑む“こだわりの2022年”

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、2022年に6年目を迎える。2代目キャプテンとしてメンバーを牽引してきた今村美月に、激動の2021年やSTU48の今後について聞いた。

「STU48」今村美月は2022年のテーマに「改革」を掲げた【写真:山口正人】
「STU48」今村美月は2022年のテーマに「改革」を掲げた【写真:山口正人】

武道館コンサートに始まり、STU48号との別れなど激動だった2021年

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、2022年に6年目を迎える。2代目キャプテンとしてメンバーを牽引(けんいん)してきた今村美月に、激動の2021年やSTU48の今後について聞いた。(取材・文=小田智史)

――2021年は新型コロナウイルス禍でも、少しずつ公演やイベントが戻ってきた1年でした。

「個人的に長い1年でした。1月の武道館コンサートに向けて頑張っていた記憶がだいぶ前のように感じるくらい、STU48にとっての節目がたくさんあったと思います」

――2021年で印象的だった出来事は?

「(3月の)4周年コンサートはイチからセットリストに携わって、ふくちゃん(副キャプテンの福田朱里)と運営さんと一緒に作り上げました。昼夜の2部公演で、それぞれ違うことをやったのがすごく印象に残っています。応援してくださる皆さんからも『良かったよ』と言っていただけて、私自身もすごくいいものができたと思っているので、5周年コンサートがもし開催できるなら、セットリストをどうしようと考えるくらい大きな思い出です。

 個人で言えば、宮島水族館のアンバサダーに就任させていただきました。宮島にあるお出迎えの看板に私が映っていて、STU48を応援してくださっている方が足を運んで一緒に写真を撮ってくださったり、瀬戸内を拠点として活動するグループとしてすてきなことができているなと思いました。

 あとは(5月の)STU48号との別れ。船で公演するというコンセプトはメンバー募集のときから言ってきたことだったので、それを継いでいくことができなかった悔しさ、専用劇場がなくなる不安がありました。まだまだ挙げられますよ(笑)」

――2020年はグループとして活動の場が限られ、キャプテンとして「できていないことだらけ(苦笑)」と話してましたが、2期生が正規昇格した21年はリーダーシップを発揮する場面も増えたと思います。

「岡田奈々さんプロデュースの『僕たちの恋の予感』公演に2期生がどんどん出るようになって、1期生・ドラフト3期生に先輩としてかっこいい姿を見せてほしいし、2期生のみんなにも1つのグループとして一緒にやっていきたいという思いがあります。公演後の円陣でも、メンバー1人1人から今までより具体的な意見が出るようになってきました」

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