【週末は女子プロレス♯31】元アイドルの2人が東京Dのリングへ スターダム中野たむ&上谷沙弥が演じた奇跡のドラマ
「2、3年前の自分からしたら想像ができないことが起こってます」(上谷)
「燃え尽きるどころか、いまはメチャメチャ燃えたぎってます! 追いかけられるより追いかける方が性に合ってる。追いかける立場は認めたくはないですけど(笑)。だって、白いベルトの王者としてやり残したことがまだまだたくさんありますから。自分のプロレスのテーマは、あきらめた夢を回収する旅。一度諦めた夢だって、かなえることはできるんです。それを証明するのが自分のプロレス。だから落としたベルトも必ず取り返しにいきますよ。上谷は白いベルトを上谷色に染め上げてくれるでしょう。キラキラになった頃に取り返しにいって、あのベルトにまた“呪い”をかけてやろうと思ってます」
振り返ってみれば2年前の新木場で、中野と上谷は同じ舞台に立っていた。わけもわからないまま上谷はリングに上げられ、1分もしないうちにリングを降りた。あのときの光景を見た者からすれば、彼女の成長ほど感慨深いことはないだろう。
「アイドル活動始めた当初は、少ないお客さんの前でたむさんと並んで歌って踊ってました。でもいま、東京ドームのど真ん中でプロレスラーとして、たむさんと並んだ。ホントにエモーショナルな出来事で、2、3年前の自分からしたら想像ができないことが起こってます」(上谷)
スターダムは今年も大攻勢をかける。すでに女子プロレスでは初となる3月の両国2連戦(26日&27日)も決定済み。2022年、上谷、中野が作り出すドラマを楽しみにしたい。
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