「全力坂」が放送3000回 メモリアル走者はナレーション担当の56歳・吹越満に決定
2005年4月から放送を開始し、11日に放送3000回を迎える平日深夜のテレビ朝日系のミニ番組「全力坂」。記念すべき3000回目のランナーを、16年間にわたって番組のナレーションを担当する俳優・吹越満が務める。
「え!? 俺!? と思いました」と驚き
2005年4月から放送を開始し、11日に放送3000回を迎える平日深夜のテレビ朝日系のミニ番組「全力坂」。記念すべき3000回目のランナーを、16年間にわたって番組のナレーションを担当する俳優・吹越満が務める。
東京に数多くある坂道を、吹越による「この坂もまた、実に走りたくなる坂である」というおなじみの紹介ナレーションとともに、ひたすら全力で駆けあがるという唯一無二のバラエティー番組。スタッフの「特別な回にしたい」という思いを受け、56歳の吹越は出演を快諾。「え!? 俺!? と思いました」と驚いたというが、撮影では自ら演出のアイデア出しも行ったという。
坂を上り切った吹越は、「走れるかどうか心配だったんですけど、まだ行けそう。でも左のももの裏が痛いね(笑)」とコメント。「『全力坂』のナレーションで素敵なところは、同じ坂が出てきてもナレーションの使い回しはしないで、必ず撮り直しています」と長寿番組ならではの魅力を語っていた。
吹越満のコメント全文は以下の通り。
「オファーをいただいたときは、え!? 俺!? と思いました。3000回記念ということで、僕に白羽の矢が立ったみたいなことなんですかね。うれしかったです。56歳になりましたけれども、全力で走ることとか、坂を全力で走ることは最近全然していなかったので、走れるかどうか心配だったんですけど、もうちょっといけたかもしれないって思ってるくらいですね。左足のももの裏が痛いね(笑)。まだ行けそうだけれど、あともう3本くらい走ってくださいって言われたら、ちょっと嫌だなって思ったかもしれない(笑)。次4000回になるとき、僕は61、2になってると思うんですけど、まだいけるかなあ、って思っていたりしています。『全力坂』のナレーションで素敵なところは、同じ坂が出てきてもナレーションの使い回しはしないで、必ず撮り直しています。当日原稿をいただいてなるべく初見で一発OKを出したいと思って頑張っています。最近、『全力坂』は女性だけではなくて、男性が走るバージョンというのも増えています。老若男女問わず走るチャンスもあるんだと思って、自分も出てみたいという気持ちを持ってぜひご覧ください。そして、坂を走ってみてください!」