【RIZIN】ニヤリと笑った朝倉未来、勝敗を分けた“半歩”の差「スパーだけやってた頃とは違う」

朝倉未来(トライフォース赤坂)が斎藤裕(パラエストラ小岩)に3-0の判定で勝利。405日ぶりの再戦でリベンジに成功した。試合後の会見では、ホッとした表情をのぞかせた。

朝倉未来が語った“半歩”の差とは【写真:山口比佐夫】
朝倉未来が語った“半歩”の差とは【写真:山口比佐夫】

会見で試合を回想、勝利のポイントは2Rのカウンター

格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」(2021年12月31日、さいたまスーパーアリーナ)MMAルール(66キロ、5分×3R)

 朝倉未来(トライフォース赤坂)が斎藤裕(パラエストラ小岩)に3-0の判定で勝利。405日ぶりの再戦でリベンジに成功した。試合後の会見では、ホッとした表情をのぞかせた。

 ひと時も目が離せない、緊迫した15分間だった。405日ぶりの再戦は朝倉に軍配。リングの上で自身の左手が上がると、天を仰ぎ思わず目を閉じた。

「色々なプレッシャーがあったので、ホッとしました」。試合後の会見では偽らざる胸中を明かした。そしてこう続けた。

「斎藤選手はやっぱり強い選手だなと。僕もそうですけど、短い期間のオファーで盛り上げるために出てもらったので、感謝しています」と相手を称え、メッセージを送った。

 勝負の分かれ目は2Rだった。試合のポイントは「カウンターの右フックが入ったこと」。中盤、斎藤の左フックに対し、朝倉は右のショートフックをカウンター気味に当てた。斎藤をふらつかせ、なおも追撃。相手は組み付いて逃れるしかなかった。

 朝倉がニヤリと笑った瞬間があった。カウンターを当てる直前だ。「距離を半歩近づけようと思って。もらってもいいから半歩つめて、というところで笑ったのかもしれないです」。この“半歩”が、結果的に流れを引き寄せることになった。

「全体的に蹴りもパンチも速くなった。スパーだけやってた頃とは違う」と進化を実感している。これまではスパーリングだけで鍛えてきた。29歳でも、伸びしろは十分だった。「打撃でいうとミット打ちを続けてきた。(パンチが)速くなって近い距離に自信が持てた。カウンターが入りやすくなった。組み力の自信がついて、強くなったと思います」。クレバーに、そして実直に、トレーニングを重ねたことが確かな結果につながった。

 最高の形で2021年を締めくくった。視線はすぐに22年へ。「いつでもいいし、誰でもいいですね。クレベル選手でも牛久選手でもいいですね。金網でもなんでもいいですね」。さらなる強さを求めて、格闘家・朝倉未来はまた一つステージを上がった。

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