【RIZIN】萩原京平「将来は海外、UFCへ」 “怪物君”との対戦は「見たいもの見せます」
今の憧れはUFCのアデサンヤ
胸の高鳴りを隠せない、やんちゃ坊主のような萩原だが、意外というべきか「最初の方は緊張していた」と振り返る。17歳で格闘家の道を歩み始め、アマチュア大会でキャリアを積んできた。
「メンタルトレーニングというか、イメージトレーニングとかをやって、場慣れしていったというのもある。よくやっているイメトレは、試合の控室におるところ、入場するところ、コールインされているところから、そういうのを鮮明にイメージして歓声とか匂いとか、そういうのまでも鮮明にイメージしている。繰り返すことによって脳が騙(だま)されるというか、いざ本番の舞台に立った時でも、何回も体験しているから緊張しない。そういうのも生きているんじゃないですかね」
そう分析しながら話す表情もイキイキしている。
勝てば激戦のフェザー級戦線のトップに加わってくる。萩原自身、強さはもちろん“魅せられる”ファイターであることにも重きを置く。
「こういう時(インタビューや会見)でも、ただ『頑張ります』で、終わってもおもしろくないんで。試合を見たいと思われる演出とか、そういうのは最低限。あんまやりすぎたらそういうのはカッコいいとはあまり思わないタイプなんで。最低限のそういうのは心がけていますね」
憧れの選手はUFCの現ミドル級王者イスラエル・アデサンヤ。「立ち居振る舞いとかのも含めて。参考にさせてもらっていますね。ネイト・ディアスなんかも大好きですね。昔から好き。UFCってすぐいろんな選手出てくるので、アデサンヤとかショーン・オマリーとかの立ち居振る舞いは、計量とかまで見ていますね」。
見ていてワクワクするのが理想だ。「エンターテインメントに特化してるじゃないですか。ああいう人たちって。どういう風に盛り上げてるんだろうなとか。自分なりに参考にしていますね」とうなずいた。
将来の夢はデカい。「UFCもそうだし、海外で絶対試合はしたいと思っている。そういう発言するにはこっちで大きい実績を残さないとそういう発言もできんと思っているので。だから今、外国人が入ってこられへん間に日本人として地位を確立して、ベラトールジャパンとか日本でやる時に出られたらいいなと思っていますね」。関西弁を交えながら、口調は熱を帯びていった。
最後に「思いっきり楽しんで、エンターテインメントっていうものを体現しようかなと思っています」。お祭りの舞台にふさわしい戦いを見せてくれるに違いない。