乃木坂46受験機会を逃し、磯村勇斗が人生を変えた斎藤さらら「キラキラした存在に」
芸能界は日々、新たな才能を探している。スカウト、オーディション、紹介。事務所と契約し、売れっ子になるのはごくわずかだが、輝き始めている若手がいる。昨年11月から全国で放送されたJA共済連のCMに出演した女優の斎藤さらら(20)もその1人。2022年に飛躍を目指す。
「都立水商!~令和~」、JA共済連のCMで注目
芸能界は日々、新たな才能を探している。スカウト、オーディション、紹介。事務所と契約し、売れっ子になるのはごくわずかだが、輝き始めている若手がいる。昨年11月から全国で放送されたJA共済連のCMに出演した女優の斎藤さらら(20)もその1人。2022年に飛躍を目指す。(取材・文=柳田通斉)
起用理由は、「透明感がズバ抜けている」だった。CMでは、主人公のJA女性職員が自転車を走らせ、地域の人々と笑顔でつながり合う日常を描いている。この役をオーディションでつかみ取ったのが、デビュー3年の斎藤。撮影現場では、スタッフから「真っすぐな瞳がいい。『国民の初恋』という言葉が似合う」などの声が上がったという。
「初めてメインで起用していただいたCMでした。オーディションではコンテを渡されて、ナレーションとお芝居をしました。いろんなオーディションを受けてきていますが、その時のメンタルによって、出来が変わってきます。なので、この日は、BUMP OF CHICKENさんの『なないろ』を聴いて臨みました。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の主題歌で、背中を押してくれる曲。『よしっ、頑張っちゃおう』と思って、家を出ました」
斎藤の芸能界入りは突然、決まった。19年3月、JR原宿駅の構内で、現在の所属事務所マネジャーから声を掛けられた。
「正直、『少し怖いな~』と思って、どうすればこの場を抜け出せられるかばかりを考えていました(笑)。ただ、受けようと思っていた乃木坂46のオーディションが締め切られていて、ガッカリしていたタイミング。なので、名刺を受け取って母親に相談しました」