大黒摩季とコラボのイケメンは真面目な苦労人…引きこもり、孤立を乗り越え、「やっと認められた」
夜行バスでタレント養成所に通い、学費も親に頼らず
週1で、湖西市の自宅から東京・中目黒にある養成所に通った。
「金曜日の夜、電車で浜松駅に行き、朝5時に着く夜行バスに乗りました。片道約4000円でした。ただ、養成所は9時からなので、3時間以上は近くにあるドン・キホーテのソファでジッとしていました」
養成所では主に演技を学び、成績はトップクラス。1年後、複数の芸能事務所から声がかかり、モデル事務所との契約に至った。
「最初の仕事はオーディションで受かった写真集の仕事でした。当時、JK(女子高生)に続いてDK(男子高生)という言葉が出始めて、『イケメンDK3人の高校生活』がコンセプトの作品でした」
出足は順調だったが、その後は読者モデル、広告の仕事が中心。高校卒業後は、一般入試で合格した専修大経済学部にも通いながら、芸能活動、バーテンダー、通訳のアルバイトを重ねた。
「母から『大学に入ることが芸能活動を続ける条件』と言われ、入学しました。ただ、『親には頼らない』と決めていたので、奨学金を借りたり、アルバイトをして学費は何とかしました。生活は苦しかったのですが、弟2人、妹1人の入学金も僕が払いました」
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大黒から学ぶ技術の数々「お尻の穴をキュッと締めて」