舞台「改竄・熱海殺人事件」に挑む兒玉遥 “女優”として一歩先へ…単独インタビュー
リスペクトしているのは「ごっつええ感じ」にも出演したあの人…
――地元博多でも上演されますね。
「地元で女優としての凱旋公演ができることが本当に楽しみです。九州の方はこういった機会にしか観られないと思うので、地元の友達を呼びたいと思っています(笑)。もちろん家族も来てくれます」
――今後、女優としての目標は。
「これからが楽しみと思ってもらえるような女優さんになりたいですし、私が演じることで、その作品を観たいと思ってもらえるような女優さんになりたいですね。舞台をやることで、しっかりお芝居の経験を積んで、ドラマや映画でも存在感を出せるようになりたいです」
――憧れている女優さんはいますか。
「『人魚の眠る家』という映画を観て、篠原涼子さんがすごく好きです。昔、篠原さんがダウンタウンさんと共演した『ごっつええ感じ』を見たことがあるんですが、バラエティではとことんふざけられて、ドラマや映画ではシリアスなお芝居もやられていて、その幅広さに憧れています。今回私が演じる『熱海殺人事件』の水野朋子も、お芝居の引き出し、幅広さが試される役なので、篠原さんをリスペクトしています。自分の中にたくさん引き出しを持っていれば、これから戦う自信になるなと思うので、引き出しを作っていきたいです」
――グループ卒業後は、ソロで活動していますが、1人での活動には慣れましたか。
「以前は仕事中、常にメンバーがいる状態が多かったんですが、卒業して1人の時間が増えました。仕事でもプライベートでも1人で黙々と台本を憶えたり、こうやって1人で取材していただくことも増えたので、ゆっくり物事を考える時間があって、これはこれですごくいい環境だと思っています」
――プライベートの過ごし方を教えてください。
「旅行が好きなんです。海外は台湾とグアム、タイやオーストラリアにも行きました。旅行の目当ては、美味しい物を食べることです(笑)。台湾は小籠包が美味しかったですね」
――プライベートに関することですと、SNSで公開した現役HKT48メンバーとの交流がファンの間で話題になっています。先日は、20歳になった田島芽瑠さんと乾杯したことを投稿していましたね。
「今だから言えることや昔話をして笑いあいました。こんなに仲がいいのに、ファンの人はいまだにギスギスした感じだと思っているよね、とか。あと将来についての相談もしましたね」
――最後に改めて舞台への意気込みをお願いします。
「今回の舞台で女優としてステップアップした姿を感じてもらえるような、お芝居ができるように頑張ります。是非、たくさんの人に“女優としての兒玉遥”を観てもらいたいです」
□兒玉遥(こだま・はるか) 1996年9月19日、福岡県出身。23歳。2011年7月にHKT48の第1期生オーディションに合格し、シングル曲「控えめI love you!」「12秒」などでセンターポジションを務めた。2019年6月にグループを卒業し、エイベックス・アスナロ・カンパニーに所属。本格的な女優活動をスタートさせ、卒業後の初舞台「私に会いに来て」に出演。2020年3月、つかこうへい演劇祭 第二弾「改竄・熱海殺人事件」婦人警官・水野朋子に役で出演する。
◎つかこうへい演劇祭 第二弾「改竄・熱海殺人事件」公演スケジュール
東京公演:3月12日(木)~3月30日(月) 紀伊國屋ホール
大阪公演:4月4日(土)・5日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
福岡公演:4月11日(土)・12日(日) イムズホール
「改竄・熱海殺人事件」オフィシャルホームページ
https://www.atami2020.jp/